醸造方法
7-8日のマセラシオン後、グラスファイバー槽発酵
発酵は全て自然酵母のみで行われ、ノンフィルターでボトル詰め。
全ての工程で温度コントロールは行わず、亜硫酸の添加も一切行いません。
生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)
ウンブリア州の州都ペルージャの南、モンテファルコの更に南に位置する町スポレート。
この町から北西に8kmほど進んだところにある村テルツォ・ラ・ピエーヴェにあるカンティーナ。
現当主アンナリーサ・マッティオーリは、代々受け継がれてきた葡萄畑とカンティーナを後世に残すべく、昔から変わらない土地の味わいを最大限に表現した素朴なワイン造りを続けています。
7代続くマッティオーリ家は、50haもの広大な土地を所有しており、その内の5haが葡萄畑、その他農作物とオリーヴの畑があり、山羊の放牧も行っています。
カンティーナの名前である Colle=丘、Capra=山羊、が意味する通り、山羊達がのどかな自然と共に共存し、自然を守ってくれていることがコッレカプレッタのシンボルとも言えます。
この豊かな自然の中で、着々とワイン造りを続けてきた彼女達家族は、樹齢70年を超えるトレッビアーノ・スポレティーノを始とした土着品種を中心に、メルローやバルベーラ等を栽培。
畑では農薬や化学肥料は一切使用せず、必要最低限の銅と硫黄の散布のみを行ってます。
そのほかでは、豆科の植物を植え窒素固定を行ったり、オルモ等の植物を混植し、様々な病害から葡萄を守る、また過度の日差しを遮る役割を果たしています。
多くの土壌は粘土と石灰、泥岩が入り混じる土地。畑仕事は両親の協力を受けながら、脈々とゆっくり繋がっています。
醸造に関しても昔から変わらない方法を続けており、自然の流れで出来るワインを大切にしています。
発酵は全て自然酵母のみで行われ、ステンレスタンクやセメントタンクなどでゆっくりと始まります。
その後それぞれの容器で落ち着かせノンフィルターでボトル詰め。
全ての工程で温度コントロールは行わず、亜硫酸の添加も一切行いません。
ワインはとてもやさしく、しっかりと伸びる余韻が心地よく続きます。
それぞれのワインに違った個性を感じながらも、一貫して言えるのはその芯の強さです。
変わらない事の難しさを感じさせない当たり前の伝統。
その伝統を受け継ぐ若い意思。
若くしてカンティーナを受け継ぐ事を決意した彼女の強い信念が、そのまま表れたかの様なコッレカプレッタが産み出すワイン達。
若くても非常に水々しく、旨味の芯を感じる事が出来ますが、熟成する事で偉大な余韻と、凄みのある複雑さがどんどん増していく事でしょう。
伝統を繋いでいく事の大切さと、変わらない事の素晴らしさを教えてくれる、素晴らしい生産者です。
(インポーター様資料より)