MONOCROMO #1 / モノクローモ 2019

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醸造方法

使用されるブドウの樹齢は45年。
皮ごと24~48時間マセラシオン。
ステンレスタンクとアカシア樽で7ヶ月熟成後ノンフィルターで瓶詰め。
SO2無添加

ワイン情報

原料をそのまま自然に「単色」で表現されたワイン。
名前と醸造のコンセプトは、「ゼロ」と「再開」。
「単色」による「モノクロニズム」を代表するフランス人画家の「イヴ・クライン」の新しい視点と勇気とチャレンジ精神を、ワイナリーを再始動させるマリオがリスペクトしており、クラインの代表的な作品名と色である単色の青で塗りつぶすラベルデザインに仕上げています。

木蓮の香り溢れる旨味が凝縮したパッセリーナ。
モクレン、洋ナシ、紅茶などの香り。奥に僅かに石灰を感じる。
開いてくるとカサブランカなどの白い花、アロエ、マンゴー、ドライハーブの複雑な香りも加わる。
ノンフィルターにより少し濃度を感じる液体。
中心にやや硬質的な酸とミネラルが感じられ、味わいを引き締めます。
マセラシオンによる程良い骨格を持ったタンニン。
深みのある自然な旨味エキスが非常に強く、体に沁み込む味わい。

生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)

中世の面影を残す人口約4600人の小さな村「ピーリオ」。
ワイン造りはローマ時代から行われており、この土地のワインは歴代のローマ皇帝に愛されていました。
ピーリオでは10月の最初の日曜日にぶどうの祭典があり、人々はセラーの残りのワインを飲んで新しいワインのために場所を空け、ポレンタ添えの豚肉、ラグーあるいはポルチーニ茸のフェットチーネ、フェンネルのパンそして最後にいくつもの肉料理とチーズ等の伝統的料理を食べて収穫を祝います。

そんな素敵なピーリオの町でマチョッカは1945年に現当主マリオの祖父ジュゼッぺにより葡萄栽培を始めます。
1969年にジュゼッぺが亡くなってからもマリオの祖母と父が畑に愛情を注ぎ引き継いできました。
しかし、ワイン造りだけでは生計を立てられる程の主な収入を得られず、別の仕事もしなくてはならない苦しい生活が続き、事実上ワイン造りからの撤退を余儀なくされました。

マリオは、祖父達に守られた家族の畑の大きな魅力に引き寄せられます。
彼は決心をして強い情熱により、畑と醸造所を新たに整え、彼の家族と土地の歴史への愛情を表現するべくワイナリーを復活させました。

彼らの所有する畑はローマとの境界線に位置するチョチャーリアにあります。
この場所は海抜380mの日照量に恵まれた小高い丘になっており、赤土を含む火山性と粘土質の土壌から構成されています。
彼の栽培に対しての第一の法則は植物と土地の相利共生のバランスを崩さないことで、畑での仕事は無農薬で行われています。

ワインは自然発酵され、赤のチェザネーゼは極少量のSO2、白のモノクローモは完全無添加で醸されます。
共にボトル詰めはノンフィルター。
彼にはできる限り自然にワインを醸し、この地ならではのワインを表現したいという一貫した行動理念があり、畑に対しても常に尊敬の念を持って栽培をしなくてはいけないと語っています。
カルロタンガネッリのマルコと同じく”VinNatur”に参加するなど、ワイナリーの当主として非常にアグレッシブなマリオですが、普段は黒ぶち眼鏡にニコニコ笑顔の温厚で柔らかい魅力的な好青年です。

(インポーター様資料より)

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