醸造方法
自社畑の巨峰(33%)に MBA(36%)とメルロー(3%)をブレンドして木樽熟成。
さらに瓶詰前にステンレスタンク熟成の巨峰ワイン(28%)をブレンド。
酸化防止剤(亜硫酸塩)使用
内容量:750 ml 総酸度:6.0 g/L
総亜硫酸:16.1 ppm 遊離亜硫酸:3.2 ppm
ワイン情報
軽トラックが入るのも難しいほど細い山道の奥にある自社畑の一画に育つ、立派な巨峰の樹。
収穫期になると黒真珠のようなブドウたちの放つ甘い芳香が、ほんわか幸せな気分にしてくれます。
この2020ヴィンテージでは、巨峰ワインのキュートでポップ、天真爛漫な雰囲気をもっと大人な魅力に昇華すべく、自社畑の巨峰(33%)に MBA(36%)とメルロー(3%)をブレンドして木樽熟成。
さらに瓶詰前にステンレスタンク熟成の巨峰ワイン(28%)をブレンドすることで、活き活きとしながらも落ち着いた艶のあるワインに仕上がっています。
光にかざすと、少し黄色味を帯びた艶やかな赤。
思い出したのは、畑で見たスカーレット色の夕焼けに染まるぶどう棚。
その美しい光景をラベルにしました。
落ち着いた芳香と仄かな木樽の熟成感、熟した赤い果実のニュアンスとドライな飲み口、タンニンはごく優しく、きれいに伸びる酸が特徴で、繊細な料理にも寄り添ってくれます。
ぜひ食中酒として巨峰の新たな魅力を楽しんでいただきたいです。
製造本数 404本
生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)
2010年、ワインショップFUJIMARUやカーヴ・デ・パピーユなどワインショップを経営する株式会社パピーユが、ボランティア数名とともにカタシモワイン&フード(通称カタシモワイナリー)より、柏原市大県(おがた)にある『堂の内畑』(マスカットベリーA)を借り受け、カタシモワイナリー内にて委託醸造を開始、『ドメーヌ・デ・パピーユ』ブランドのスタート。
2011年、耕作放棄地であった『岩崎谷畑』を大阪府の外郭団体みどり公社の斡旋で地主さんより借り受ける。
再開墾し垣根仕立てのぶどう畑(メルローなど)を造成。
2012年、高井田にてデラウェアとベリーAの畑を新たに賃借。
また、羽曳野市の飛鳥ワインにて太子町のデラウェアを委託醸造。
2013年、大阪市中心部、島の内にて醸造所を設立。
自社畑産ブドウのほか大阪や日本各地から買いブドウを仕入れて醸造しています。
日本でも類を見ない都市型ワイナリー『島の内フジマル醸造所』です。
2013年以降はすべて島之内フジマル醸造所にて醸造。
そして2015年8月には東京・清澄白河にフジマル醸造所をオープン。
こちらではおもに東日本のブドウ栽培農家さんから原料葡萄をわけてもらって醸造しています。
ぶどう造り:
約2haの自社管理畑のブドウから造ったワインは「キュベパピーユ・シリーズ」としてリリースしています。
その他に日本各地から質の良いブドウを仕入れ醸造を行っています。
自社管理畑ではボルドー液以外は年に2~3回ほどの防除のみと減農薬を心がけ、農作業はすべて手作業で注意深く行いました。
収穫されたブドウは選果、粒よりし健全な粒のみを使用。ワインをお飲みになるお客様の顔を想像しながら、スタッフとボランティアの方々とで力をあわせワインを造りました。
本当にたくさんの人に手伝っていただいたおかげで私たちのワインは出来上がっています。
(ワイナリー様資料より)