キュベパピーユ デラウェア 甕仕込み 2018

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醸造方法

手作業で1房ごとに徹底して選果して、健全なブドウのみを除梗・破砕し、自然発酵。
ピジャージュ(人の手によってタンク内をかき混ぜる作業)は一日1~2回の頻度で果皮や種子からフェノール成分を抽出し、例年よりもきつめに搾汁することで長期熟成に耐えうるワイ ンを目指しました。
クヴェヴリで約 11 ヶ月熟成の後、ボトリング。
ボトリング直後のガチガチの筋肉質で堅いワインから、さらに2年間の瓶熟成を重ねて味わいが落ち着き、柔らかな表情を見せるようになりました。

ワイン情報

柏原市にある自社管理畑のデラウェアを、果皮や種子も浸漬させたまま発酵を行い、クヴェヴリという甕で熟成させたオレンジワインです。
クヴェヴリとは東欧ジョージアでワイン造りに用いられてきた卵型をした素焼きの甕で、内側はオーガニックの蜜蝋でコーティングされています。
有核デラウェアの分厚い果皮から抽出された旨味と滋味深さ、艶やかな酸、熟した果実の香り、種由来のタンニンが溶け込んだ複雑味が、まさにジョージアのオレンジワインを想起させ、抜栓後にも様々な表情の変化をお楽しみいただけるワインです。

※フジマル醸造所のワインはすべて、酸化防止剤の添加を最小限にとどめています。
温度変化にさらされますと品質劣化の恐れがございます、低温での管理(16度以下)をお願いいたします。

総酸度:6.2 g/L
総亜硫酸:3.6 ppm 遊離亜硫酸:<1 ppm>
製造本数:1165 本

生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)

フジマル醸造所(島之内・清澄白河)の成りたち:
2010年、ワインショップFUJIMARUやカーヴ・デ・パピーユなどワインショップを経営する株式会社パピーユが、ボランティア数名とともにカタシモワイン&フード(通称カタシモワイナリー)より、柏原市大県(おがた)にある『堂の内畑』(マスカットベリーA)を借り受け、カタシモワイナリー内にて委託醸造を開始、『ドメーヌ・デ・パピーユ』ブランドのスタート。
2011年、耕作放棄地であった『岩崎谷畑』を大阪府の外郭団体みどり公社の斡旋で地主さんより借り受ける。
再開墾し垣根仕立てのぶどう畑(メルローなど)を造成。
2012年、高井田にてデラウェアとベリーAの畑を新たに賃借。
また、羽曳野市の飛鳥ワインにて太子町のデラウェアを委託醸造。
2013年、大阪市中心部、島の内にて醸造所を設立。
自社畑産ブドウのほか大阪や日本各地から買いブドウを仕入れて醸造しています。
日本でも類を見ない都市型ワイナリー『島の内フジマル醸造所』です。
2013年以降はすべて島之内フジマル醸造所にて醸造。
そして2015年8月には東京・清澄白河にフジマル醸造所をオープン。
こちらではおもに東日本のブドウ栽培農家さんから原料葡萄をわけてもらって醸造しています。

ぶどう造り:
約2haの自社管理畑のブドウから造ったワインは「キュベパピーユ・シリーズ」としてリリースしています。
その他に日本各地から質の良いブドウを仕入れ醸造を行っています。
自社管理畑ではボルドー液以外は年に2~3回ほどの防除のみと減農薬を心がけ、農作業はすべて手作業で注意深く行いました。
収穫されたブドウは選果、粒よりし健全な粒のみを使用。
ワインをお飲みになるお客様の顔を想像しながら、スタッフとボランティアの方々とで力をあわせワインを造りました。
本当にたくさんの人に手伝っていただいたおかげで私たちのワインは出来上がっています。

(醸造所様資料より)

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