Cat Silver 2019 / カットシルバー 2019

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醸造方法

除梗したぶどうとグラップ・アンティエールのぶどうを別々に醸造。
最大で5週間のマセラシオンを行い、2時間のダイレクト・プレスを行う。
木製樽で6か月の熟成。

ワイン情報

カットシルバー=シルバーキャット。
実際に猫のイラストが入っているエチケットは、今までにないプレゼンテーション。
実は、シュトロマイヤーの畑はカット・シルバーと呼ばれるケイ酸塩岩石質。
この土壌に植えた全ての品種を使って、一つのワインを造りたい思いから、このキュベが誕生!
しかも“オレンジワイン”カテゴリーなのに爽やかげなレモンイエロー色。
完全にニュースタイルの登場です。

色にも驚きつつ、え、なにこれ!?
すっごくフルーティな香りなんですけど!と、びっくり。
白ぶどうがメインとは言え、黒ぶどうも入っているのに全然ぼやけてなくって感動!
ムスカテラー由来の少し甘やかさがかある弾ける果実味に、芯を支える存在感のあるタンニンがピリリと余韻を引き締める。

生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)

NOMAのトップソムリエも頻繁に訪れる!新オーストリアのドン!

まるで、舌から体中に、液体のエネルギーが押し上げてくるよう!
衝撃が続くワイン「シュトロマイヤー」の畑は、ハンガリー国境までたった80km、オーストリア南の山中にある。
2000mのアルペン山脈からは冷たい風が吹き続け、複雑な微気候の恵みは想像以上!
標高が高く、オーストリアの中でも収穫は最も遅いエリア。
まるで、オーストリアのジュラ!

【畑について】
「畑に行って驚いた!全くの不耕作。下草は伸びまくり、ブドウが森と化しつつある。
畑によっては、グルグル伸びまくった枝に、点々と付くブドウ房。」
「(そこにジャガイモがあるぞ)と言われ、掘るとまるで菜園。
恐ろしいほどに、自然と一体になった畑のエネルギーに立ちすくんだ。
20年来世界のナチュラルな畑を見てきたが、初めてだ!」
(2015年9月訪問時・この畑は写真でさえ見た人が驚きの声をあげる。)

オーストリアは、ビオディナミを提唱したシュタイナーの影響からか自然派ワインが多いイメージだが、やはりフランス、イタリアと同じように少数派のよう。
「農薬、SO2の使用量が多い生産者は普通にいるよ。オーストリアでは、自分のワインは理解されないことが多いな(笑)」とフランツ。

【自然派グループの「シュメック・ダス・レーベン」の一員】
この地域で共通の哲学を持った超尖った自然派グループが「シュメック・ダス・レーベン」。
たった5人で構成され、アンドレアス・ツェッペはもちろん、ゼップ・ムスタなどが所属している。
このグループは商業的・プロモーション目的ではなく、ブドウ栽培の研究のために、情報交換を行っている。
しかし、ワインは皆、我が道を行くスタイル!

NOMAのトップソムリエMadskleppeも頻繁に訪れており(秘情報)、パリのカーヴでもリリース即完売という具合。
ヴァン・ナチュールの世界で、今、台風の目です!

【キャップシールを紙にする4つの理由】
①金属のキャップは自然的ではないので嫌い。
②紙を外して広げて見ると、飲み手に知って欲しいとの思いからフィロソフィーが書いてある。
③上部を破いて紐のところにまとめると、なんとドロップストップになる!
④紙のキャップシールにすることで、「ああ、あのキャップのワインだな!」と記憶される…はず。

【ラベルに描いてあるNO(ナンバー)の意味~同じワインで、造るごとに番号が変わる!】
①厳しい気候で、ブドウ造りが安定しない。造らない年もあるので、わかるように。
②上記の理由で年号を混ぜる年もある。=年号を書く事が出来ないので、印として。

(インポーター様資料より)

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