醸造方法
9月最終週に手摘みにて収穫。
ソフトプレスを行い15日間ステンレスタンクで自然酵母で発酵。
ステンレスタンク内で2次発酵が終了後に瓶詰め。
ワイン情報
名前の由来はワインに残る残糖度を示しています。
エチケットに記載されている”Rive di refrontolo(リーヴェ・ディ・レフロントロ)”とはコネリアーノ・ヴァルドッビアデーネで限定されている43の上質な単一畑の一つを指します。
ゴールデンアップルとレモンの爽やかでフレッシュな香りがあり、時間と共にふくらみのある果実とハチミツのニュアンスが感じられます。
残糖感が抑えられたコクのある果実味。柔和なミネラル感とシャープな酸味のとてもバランスの良い味わい。
フレッシュでありながら飲み応えもある非常に精度の高いプロセッコです。
生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)
フラテッリ・コラーヴォはヴェネト州トレヴィーゾ県のヴァルドッビアーデネ村にワイナリーを構えるプロセッコの造り手です。
1960年代に先代のチェーザレ・コラーヴォがワイナリーを立ち上げ、現在はチェーザレの息子であるマッシモ、マルコ、マウロの3兄弟が力を合わせてワイナリーを引き継いでいます。
所有するブドウ畑僅か5ヘクタールしかなく、プロセッコ2種類で合計3万本しか造られていない、スパークリングの生産者としてはかなり小規模のファミリーワイナリーです。
このエリアはローマ帝国時代は温泉街だった為、貴族の別荘地としても栄えていました。
そしてコネリアーノやヴァルドッビアーデネの丘は古代遺跡も多く残る事から、”美術的、芸術的な宝物”と形容されるほど美しい場所です。
現在は世界的にもトップのシェアを誇るスパークリングワインであるプロセッコを生み出す上質なワイン産地としてもその名を馳せています。
コラーヴォ3兄弟は、畑に対して徹底的にストイックに向き合い、完全無農薬を実践し、畑やブドウ樹自体に病害に打ち勝つ力を備えさせ、そのブドウを自然発酵させることにより、商業的なプロセッコとは明らかに違うピュアで滋味深いプロセッコを生み出します。
彼らには”土地と向き合い、土地と共に生きる”、という2つのシンプルな理念があります。
それはワイン畑の問題に立ち向かい、ブドウ樹が必要な物を放出、吸収できるように土そのものの力を高める事に力を注ぐ事です。
ブドウ樹の「敵」と戦うのではなく、それらを包括してバランスを再建させ、土を復活させてブドウ樹自身の自然な抵抗力を補強し、自然界のサイクルを支える為に働いている、と彼らは語ります。
世界でも大量に消費されるワインであるがゆえに、商業的な造りや出来栄えが見受けられるプロセッコが多い中、彼らは大量生産には走らず、その代わり、次世代により一層素晴らしい健全で力のある畑を残したい、というこれから先を見た考えを持っています。
この考えや行動は実際に畑を強くし、ワインの味わいの奥深さにもしっかり直結していると確信します。
プロセッコは親しみやすさが一番の魅力ですが、彼らがとことん自然と向き合って生まれた力強く説得力のあるプロセッコは、一度飲む価値があります。
プロセッコが世界中に広がった今こそ、彼らのような小さいながら個性を貫く生産者が輝くと私達は信じています。
(インポーター様資料より)