醸造方法
ヴィッキーのスタンダードキュベ。
ヴィッキーが所有する前からビオで管理された畑。
2500Lプヌマティックプレスで3.5時間。プレス後、一晩果汁を放置。ステンレスタンクに移し発酵。
12ヶ月間の熟成。澱引きはアルコール発酵終了後に一度行うのみ。
マセラシオン無し。ノンフィルター。
ワイン情報
2018年は5月から6月にかけて雨が多かったが、7月から収穫にかけては天候に恵まれ、霜の被害もなく収穫量、葡萄の質共に成功した素晴らしい年。
生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)
当主のGill Wicky(ジル・ヴィッキー)はブザンソン出身でワイナリーを立ち上げる前はエンジニアの仕事をしていた。
自身でワインを造りたいという夢を叶えるべく、ボーヌのCFPPAに通い醸造・栽培の技術を学び、2003年にジュラのボーフォールの丘に畑を購入する。
しかし最初の3年間はコペラターに葡萄を売って政経をたてつつ、徐々にビオに転回。他所から来た者に冷たい、ジュラの方たちもGillの持前の明るさと親切な人柄から、慣れない土地にでもすぐに溶け込み、周囲の人の協力を得て2006年に遂に自身のワイナリーを立ち上げる。
Domaine Wicky ( ドメーヌ・ヴィッキー)現在では4.5haの畑を醸造家でもある奥様のChristelle(クリステル)と二人で管理している。
Domaine Guanvatのジャン・フランソワ・ガヌヴァ氏やDomaine des Miroirsの鏡健二郎氏と親交が深く、定期的に集まり、情報交換やワインについて語り合っている。
土壌中の微生物や動植物との調和を一番におき、畑に生えているいるハーブを利用して、銅の散布をなるべく少量で済ませるよう心掛けている。
醸造の面でも畑の個性を最大に表現できるよう、自然酵母で発酵、温度管理はせず、長い熟成を経て無濾過で瓶詰される。
常にテロワールと人ではどちらが大事かと議論が起こるなか、ヴィッキーのワインはどちらの要素も感じ取る事ができ、バランスがとても良い。
石灰質から生まれるジュラらしい味わいの上に、優しく情熱的な人柄の温かさがワインから感じ取れる。
(インポーター様資料より)