Java / ジャヴァ 2022

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醸造方法

ミュスカ・プチグレインは全房ダイレクトプレス、アレクサンドルは15日間マセラシオン・カルボニックで旨味を引き出す造り。

ワイン情報

ライチや白い花の香り、優しい果実味、柔らかな口あたり、それでいてミネラル感を感じる人気の白です。

生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)

南仏ルシヨン地方のペルピニャンから30kmほど内陸に入ったモンネールのアピクロン村でワイン造するするシルヴァンとオリヴィエ。
そもそもは養蜂家としてこの地に移り住んだシルヴァンが2011年からワイン造りを始めた事からストーリーは始まります。
もともと以前や山が好きだったシルヴァンは大学では地質学を学んでいました。
そして、その後はワイン造りなど自然の中で仕事をしていました。

そして32歳になったとき、養蜂を始めたのです。
ワイン造りに比べてコストが安く、独立するには手早かったから・・・と言いつつ・・・
「小さい頃、みつばちマーヤの冒険っていうアニメが好きだったんだ」と蜂にまつわるかわいいエピソードを話してくれました。
日本でもお馴染みだったこのアニメ、ドイツの児童文学を元に日本で造られたお話なんですよね。

ところが養蜂は自然の中での生物が相手の仕事。
突然、蜂が大量に死んでしまったり、いなくなっていまったりと収入にも影響するなど、大変なことも何度かありました。
そこで、以前に経験のあるワイン造りの仕事を始めることにしたのです。
幸いなことにこのエリアは状態の良い畑がまだ見つかる場所で樹齢100年のカリニャンの畑を筆頭にグルナッシュやマカブ、シラーなどいくつかの畑を借りることが出来たのでした。
カリニャンの畑は標高127メートルに有り、風も強く、乾燥しているため病気や害虫が少なくビオでの栽培にはうってつけ。
毎年安定してよく熟した健康菜ぶどうが実をつけます。
自然をこよなく愛するシルヴァンは畑での仕事も大好き。
明るい南仏の中でもこのエリアはスペインに近く、より陽気でお祭り好きの人も多いとか。
「毎年、収穫の後のフェットにはバンド演奏をしたり、歌って踊ってと大騒ぎ。1年で一番賑やかな夜だよ」

そんなシルヴァンに2016年、オリヴィエとの出会いがやってきます。
もともとラングドックのワイン農家に生まれたオリヴィエですが、お父さんの引退をきっかけにワイン造りを引き継ごうとした頃、シルヴァンと知り合います。
自由な空気感の中、化学肥料などを使わないごくごく自然な畑作業をし、ナチュラルなワインを造る・・・これこそオリヴィエの目指していたモノだったのです。
父の元でワイン造りをすれば、カーヴも機材も畑も、全てが揃っていたのですが、シルヴァンとコラボして新しい世界でワイン造りに挑戦する道を選んだのです。
その後、父から引き継いだぶどう畑もビオ栽培に改良、ルシヨンまで運んできてアッサンブラージュして使うようになりました。
今も蜂蜜も作っている二人のワイナリーの名前はラテン語でみつばちを意味する「API」とぶどう栽培の、を意味する「VITICOLE」を合わせて「Cave Apicole」に。
活動的で決めたことはすぐに実行するオリヴィエと静かでゆったりのんびりタイプのシルヴァンとは対照的ですが、だからこそパワーは2倍。
ワインの味わいも人気もどんどん上昇中なのはきっとそのおかげ!

畑では除草剤や化学肥料などは一切使用せず、全てが手作業。それぞれの土壌や品種、選定法などに合わせてぶどうの樹を守っています。
特に樹齢の高い畑では注意が必要です。
土壌を健全に守るために定期的に耕したり、ぶどう樹としっかり向き合って声を聞きながら作業をするといいます。
地元の人たちともすっかり信頼関係を結ぶようになったこの頃は新たに畑を譲りたいという話も。
「畑を増やすことも考えてはいるけど、きちんと世話が出来る範囲で仕事をしたいからね。少しずつ、ね」

彼らのカーヴは元々地域の大きな協同組合の醸造所だったところで、中には大きな一部屋分もありそうな巨大なコンクリート層がいくつもあります。
その1面を壊して熟成庫として使っていますが、長く発酵や熟成に使ってきたコンクリート層の壁には酒石酸が赤ワイン色の地図のような模様になって付いていて、とてもおしゃれ!
手摘みのぶどうをケースで運んできた後、白ワインはマセラシオンを5~6日した後、果汁のみをファイバーキューヴに入れ、14~15日発酵させます。
発酵が終わるとそのまま澱の上で6ヶ月から1年熟成させます。
そしてスーティラージュ、1ヶ月おいてアッサンブラージュ、春から夏に瓶詰め、と言う流れです。
赤ワインはワインや年にによって違いますが、マセラシオン・カルボニックで造られる事が多くなってきています。
どのワインも酸化防止剤は無添加、フィルター掛けをしないのが基本です。
ワインの味わいはミネラリーなのが共通の特徴で、軽やかで塩みを感じる独特の風味は和食にもぴったり。
そんなユニークなワインはフランスはもちろん、世界でも注目の存在に。
2019年に公開された映画「ワインコーリングにも登場する二人、その凸凹コンビぶりも話題になりました。
これからがますます楽しみなカーヴ・アピコル、注目の生産者です!

(インポーター様資料より)

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