醸造方法
グルナッシュ・ノワール50%、クレレット・ロゼ50%。
畑が雹に見舞われたため、非常に小さな果実から作られたジュース。
2つのブドウ品種を全房で10日間マセラシオンしましたが、デキュヴァージュの時点では果汁はほとんどありませんでした。
何よりも、ほぼ赤であるはずの果汁はまったく着色されておらず、本当にショウガのような香りがしたと言います。
タンク内で短期間熟成。
2022年10月12日に瓶詰めされたプリムールです。
清澄も濾過もせず、亜硫酸塩も添加していません。
ワイン情報
透明度の高いロゼワインとオレンジワインの間のようなワイン。
柑橘系とショウガのようなスパイシーな香りに花のタッチが散りばめられています。
思わず日本へ旅に行きたくなるようなワインだった為、ガリをイメージした名前になり、ロリータにとって忘れられない特別なワインの一つになりました。
エチケットは今までのポップなイメージから大きく変わり落ち着いた印象に。
このデザインはロリータの机にある古い絵をベースに作成しました。
結婚、出産を経て彼女の考え方が変わったことが理由で、これまでは毎年エチケットを変更していましたが自分のアイデンティティがないように感じるようになり、決まったエチケットを使い続けたいという思いになった為です。
今後は特別なキュヴェ以外はこのエチケットを使うとのことです。
生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)
ロリータはワイン造りを始めて数年ですが、スター性を秘めた造り手です。
彼女は故郷のラングドックを出てパリのクラブなどでマーケティングの仕事をした後に農業学校で勉強しました。
卒業後はパリとカナダのワインショップ働いていたのですが、ナチュラルワインをお客さんに勧めているうちに、自分でも造ってみたいという気持ちがふつふつと湧き上がってきたと言います。
現在、ラングドックのナチュラルワインシーンで最も注目されている生産者の1人である彼女のワインは、すでにニューヨークやロンドン、ベルリンなどフランス国外でも人気になっています。
私生活では2021年に第一子となる男児を出産。父親はクロ・デ・グリヨンとして有名なニコラ・ルノーです。
母になり、よりいっそう充実した日々を送るロリータのワインどのように進化していくのか。今後も目が離せません。
ローヌ南部に畑1ha(グルナッシュ0.4ha、シラー0.3ha、サンソー0.3ha)を所有していますが、足りない分はブドウを他の畑から購入してボリュームを増やしています。
2018年に1,800本、2019年に5,000本、2020年には8,000本になりました。
収穫、有機栽培、醸造、瓶詰め、さらにはボトルのポップなラベルのデザインまで一人でこなします。
また、仕事は全て手作業でブドウ畑を自宅のガーデニングのように丁寧に扱います。
彼女のワインはフィルターを通さず、酸化防止剤無添加です。
人工的な介入を最小限にするとことは、偽りのないワインを作るという彼女の哲学によるものです。
(インポーター様資料より)