醸造方法
早摘みした葡萄をダイレクトプレス。
ステンレスタンクを使用し発酵。
55%を古樽を使用しグルナッシュ・ノワールの上質な澱の上で3.5ヶ月の熟成。
残りの45%とブレンドし、6ヶ月間の熟成。
SO2無添加
生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)
二コラはソルボンヌ大学で法律と美術史を学んだあと、文化開発の業界でしばらく働いた。
彼が自然派ワインに出会ったのはパリのla Cave de Belleville。
ちょうどそのとき彼は「生きているもの、大地、クリエイティブ、農家の人々とのつながりを見いだしたい」と思っていたそうだ・
そんな彼が自然派ワインと恋に落ちるのに、時間はかからなかった。
パリを離れ2019年にles Freres Souliersで初収穫を体験。
「彼らは私を鍛えてくれた人たちであり、今でもたくさんの進行があります。」
カトゥイユ・ダ・ヴィノム(Catouille d’Ad Vinum)とヴァランタン・ヴァレス(Valentin Valles)が味覚の基礎を築いてくれたと言う。
修行の仕上げには、コルナス(Cornas)のマチュ・バレ氏(Matthieu Barret)のもとで1年半ほど見習いとして働いた。
そこで、ほとんどを手作業で行ういわゆる「レジェンド的なブドウ栽培」を経験したそうだ。
二コラは清澄やろ過などの操作を一切行わずワインを造っている。
「私は、ピジャージュをせず、ルモンタージュやスティラージュを最小限に抑え、できるだけソフトな醸造を心がけています。
(現在は充分なスペースがないためにポンプで行っているが、ゆくゆくは彼は重力を使用したい)果汁が持ちうるすべての振動を逃さないようにしています。
飲むと元気が出るような、生き生きとしたものにすること。
それは私にとっては、爽やかで果実味があり、少しの緊張感と、アルコールの軽さを指します。」
「いわゆる農家の人々、つまり畑仕事をする人たちが一日中飲んでいた「日常ワイン」にも魅力を感じます。
アルコール度数が低くのど越しがよく、1本飲んでも完全に酔わないワインのこと。私もそれを求めているんです。
基本的には、ブドウ園に持って行って、昼から2時の間に飲んでも、そのあと昼寝をしなくてもいいようなワインを造ることです。」
いずれは自分のブドウ畑を持ちたいと話す。
彼は最初から最後まで、ブドウの木から瓶まで、土に手を加えることなく生産するために、規制されているがブドウ棚にハイブリッドを植える予定だそうだ。
「このプロジェクトは、ポリカルチャーの農場の中でいろいろな人がかかわります。
たとえば、私の仲間の薬草学者と雌牛を育てる義理の姉、それに市場園芸で働く人、陶芸家、文化プログラムや宿泊施設、さらには自転車造りに携わる人々などです。
その間私は自分の腕を磨くために、そして自分の楽しみのためにネゴスを続けます。」