まめの要素が出やすいので、抜栓後は飲み切って頂くのが良いかと思います。
醸造方法
グラスファイバー製タンクを使用し、50%は除梗、50%は全房のままの葡萄を6時間かけてプレスし、14日間のマセラシオンとマロラクティック発酵。
その後、5ヶ月間のシュール・リー熟成。
SO2無添加
ワイン情報
バンシーは、アイルランドおよびスコットランドに伝わる女妖精である。人の死を叫び声で予告するという。
多くのバンシーの叫ぶ声のした死者は、勇敢な人物か、聖なる人物であった証という。
ムロン・ド・ブルゴーニュを白ワインからオレンジワインへと、全く違う世界への移行をこの人物で表しました。
綺麗なべっこう色、オレンジがかった黄金色で粘性があります。
完熟したアプリコットや黄桃、カリンなどのフルーツの香りにクローブやアニスなどのスパイス感。
紅茶やバニラビーンズなどのニュアンスもあります。旨味が乗っており、どんこ椎茸や舞茸などキノコ出汁のようなアフター。
タンニンはとても細かく、複雑味のあるワイン。
あまり冷やしすぎない温度帯がおすすめです。
おでんや高野豆腐などお出汁を使った料理やピータンやコンソメなどと相性が良いでしょう。
生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)
ドメーヌ当主の二コラは栽培・醸造・経済を学んだ後、2001年から2006年までナントのブドウ園で、栽培及び醸造責任者として働いていましたが、2007年に親から6.70Ha のブドウ畑と、70Haの牛農場を受け継ぎ現在に至ります。
親から教わった伝統的な醸造方でコンベンシャル(自然的ではない)なワインを長年造ってきました。
しかし、年が経つにつれ、様々な添加物質で造り上げるワインに疑問を持ち始めた二コラ。
畑のテロワールそしてブドウとの新たな繋がりと、自分の仕事に新たな意味を探し求め、2015年、殆ど添加物質を加えないワイン造りに舵をきりました。
さらに2016年に自然派ワインの生産者に出会い、ヴィニュロンと言う本来の仕事、そして畑での自分の役目、居場所を再確認し衝撃を受け、同じ年から、実際にSO2フリーのワインを造りに成功。
2017年から畑を全てビオ栽培に転向し、醸造も全てSO2無添加にしました。
テクニカルな本を読み、研修を受け、ナチュールの生産者と出会い、自然派ワインを飲み続けながら、日々ナチュラル・ワインに対して学んでいる熱心な生産者が登場しました。
(インポーター様資料より)