醸造方法
南仏フォジェールのカブルロール産、シスト土壌。
樹齢67年のサンソー100% (14hl/ha)。
葡萄は手除梗、50日間のマセラシオン。
ジャー・ド・グレ(テラコッタよりも気孔率が少ない砂岩製のアンフォラ)にて1年間熟成。
酸化防止剤無添加。
ワイン情報
優美で素晴らしい香りは柑橘、ラズベリー、腐葉土、白胡椒、口中では丸みを帯びたテクスチャー、余韻は長く、ビロードの様で密度が高い。
2021年の典型的なフィネス
(熟成ポテンシャル高いがアルコールは低い!)
生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)
アントニー・トルテュルは元々科学を専攻し、ワインとは無縁の生活を送っていました。
2001年の科学肥料会社の爆破事件を機に科学の限界を感じ、自然を尊重する考えへ転向。
南仏のいくつかのドメーヌで修行をし、醸造に関するプロフェッショナルな知識を得て、25歳の時にネゴシアンとして自身のワイナリーをスタートさせました。
自ら足を運び、厳選した15件の有機栽培農家から葡萄を(シャトー・ヌフ・デュ・パープやサンシニアン、ピック・サン・ルー、フォジェール、アルディッシュなどから)広く買い付けています。
植えられている木は樹齢40年~110年の非常に古い樹齢ばかり。
造られるキュヴェは29アイテム。各畑の収量も少なく、ほとんどが少量生産。
彼の醸造哲学はオーセンティックなワイン、自然なワイン造り。
無農薬、有機栽培の葡萄のみ、亜硫酸不添加もしくはほぼ不添加で醸造し、科学物質は皆無です。
白ワインはソフトプレスで搾ったジュースを発酵、熟成。亜硫酸は不添加。
それぞれのテロワールを表現したワイン造りです。
亜硫酸不添加でも酸化しないポテンシャル。
ワインは柑橘のアロマ、ブリオッシュ、シナモンを感じます。
なるべく手を加えない自然な醸造を心かけています。
現在アントニーは右腕であるダヴィッドと共にワイン造りをしています。
2017年にカーヴを引っ越したアントニー。
1年かけてダヴィッドがカーヴの裏庭を改築し、現在はなんとキッチンやダイニングテーブル、ソファなど超立派な居住空間があり友人の憩いの場となっています。
裏庭にはキャンピングカーやテントがあり、友人が寝泊まりすることもしばしば。
また2017年よりプレス機を新調。この機械によって、かなり豆のリスクが減りました。
以前のプレス機ではプレス後、発酵の段階で既に豆が発生していましたが新しい機械を導入してからは発酵時の豆は感じなくなったと本人も大変満足の様子。
コルクも質の良いものに新調し、キャップも今後は全て蝋になります。
さらに、2016年にはア・フルーのグルナッシュ・ブランの畑を購入するなど、徐々に自分たちの畑も増やしていく予定。
今後はソルガの良さはそのままに、さらに質の良い安定したワインが生産されるでしょう!
今後のソルガに期待大です。
(インポーター様資料より)