醸造方法
収穫:手摘み
土壌:凝灰岩
発酵:天然酵母で28℃の温度制御されたタンクで8-10日間、その後20℃でマロラクティック発酵。
熟成:2.5Lのスラヴォニア・オーク樽で16ヶ月間。
認証:オーガニック(Ecocert)、ヴィーガン(Vegan)
SO2量:33mg/L
ワイン情報
リコリス、シナモン、バニラを思わせるスパイシーなブーケを持つ、濃厚な赤色のワイン。
バランスが良く、力強く、骨格があり、エレガント。
「ベルガルド」は、カッシーナ・ヴェンゴレのすぐ北にある丘の上にあるベルガルドに由来。
生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)
ピエモンテのテッレ・アルフィエリで、三姉妹によって運営されている小さなワイナリー。
葡萄栽培家である長女のルクレツィアが中心となり、2人の妹と共に彼女が生まれ育った土地で、自然に調和したワインを造るという夢を実現している。
葡萄畑は円形劇場のような渓谷の斜面に広がっていて、周りは自然の森の尾根に囲まれている。この付近は乾燥した丘陵地帯だが、この場所には水源となる泉があり、その潤いがもたらす豊かな土壌が広がっている。
この26ヘクタールの単一区画で、100%有機栽培を行っており、そこは自然が溢れ、生物多様性の宝庫となっている。
春には様々な種類の植物の花が咲き誇り、まるで天国のような景色が広がる。沢山の昆虫や動物も生息しており、葡萄畑は生命力に溢れている。
ただ自然任せにするのではなく、野生のハーブや豆類を葡萄の木の間で育て、土壌の肥沃さと生命力を維持するための緑肥として活用する等、より良い葡萄を栽培するためにしっかりとした管理が行われている。
ルクレツィア曰く、「良いワインを造るためには良い葡萄が必要であり、良い葡萄は自然と調和した生物多様性に富んだ生態系の中から生まれる。
葡萄畑は生態系に必要な一部となる必要があり、ワイン生産の名の下に生態系を犠牲にすることは許されない。
私達は厳格な倫理に従って行動し、自然への介入を最小限に抑え、生物多様性に富んだ生態系を保っている。」
まだ若いながらも、しっかりとした考えをもってワイン造りに取り組むその姿勢は称賛に値する。
ルクレツィアは、僅か12歳の時に自らの意思でヴィーガン(菜食主義者)となり、それ以来、ヴィーガンかつオーガニックな生活スタイルを続けており、当然ながらワイン造りにおいても、ヴィーガン、オーガニックを100%実践している。
カッシーナ・ヴェンゴレの歴史はまだ浅く、かつ三姉妹が運営しているということで、どんなワインなのか想像がつかないかもしれないが、大丈夫、安心してください。
彼女達が造るワインは本当に素晴らしく、美しくて綺麗な味わい。
何故、若い三姉妹がこんなに質の高いワインを造れるのか不思議に思う方も多いだろう。
その秘密は、このワインを飲んだ人だけにお伝えすることにしよう。
(インポーター様資料より)