醸造方法
畑があるモンティチェッリ・ブルザーティの北側は小さな渓谷に面しており、沢と大きな森に囲まれた南・西に露出した320-370mの高山に位置している。
下層に栄養分に富んだ灰白色層状石灰岩、表面は暗褐色の粘土と鉄の堆積物で覆われている。
日射、風、冷涼な気候、豊かな土壌が混ざり合い、シャープで超熟なブドウを生育する。
収穫・除梗後、プレス(一番搾りの果汁のみを使用)を行い、ステンレスタンクで自然醗酵。
最低18ヵ月の瓶内熟成により発泡させる(アンチェストラーレ)。
デゴルジュマン後、同じワインを補酒。
ノンフィルター、SO2無添加。
生産本数3000本。
ワイン情報
完熟した梨、パイナップルから、ピノネロ由来のラズベリーのニュアンス。
柔らかな酸とのバランスが飲み心地良い。
生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)
現当主ジャンルイージ・ラヴァリーニ(通称ジジ)の父ボルトロが1971年に設立した家族経営の農園。
設立時1.5haであった自然栽培の畑(2015年以降オーガニック認証)は、現在合計6ヘクタール。
うち4haがブドウとオリーブ畑。森林の間に2つの畑があり、ブドウ畑を守っています。
モレーン(堆石)、沖積地を起源とするミネラル、粘土、石灰岩や小川、風に富んだモンティチェリの小さなエリアは、フランチャコルタの他のエリアと大きく異なると彼は考えます。
これらの違いをうまく表現するためにステンレスタンクとコンクリートタンクだけで作る手法を選びました。
年間約7,000本製造するフランチャコルタは、ドサージュ無しで醸造。
1つのヴィンテージ(最低熟成期間30ヶ月から40ヶ月以上)と、特定の畑に植えられた単一品種で造られます。収量は50-70q/ha。
2002年、彼はピノネロの苗を植えるつもりが、幸運にもミスによって、おそらくフランチャコルタで最初のピノムニエの苗を植えました。
当初求めたこととは違ったものの、彼はフランチャコルタと認められないこのピノムニエを植え替えることはしませんでした。
なぜならこのブドウに惚れ込み、彼の土地で質の高いピノムニエができると確信し、この最高の表現を求めてピノムニエのワインをフラッグシップとしました。
しかし、土地由来のブドウ品種を試したいという気持ちも。
スプマンテ”A”は、彼のすべての畑とブドウ品種を組み合わせ、「いかなる添加物」も加えず、瓶詰時に部分的に発酵させた同じブドウのモストを加えるのみです。
愛情たっぷりのスティル赤ワインもあります。
職人としてのフランチャコルタの現実は、市場のルールを恐れず、自由にその土地とブドウ樹を試し、ワイン造りへの情熱と地元の農業文化を伝えようとするもの。
“Il Vino va vissuto credendo in lui, non nel mercato” – Gianluigi Ravarini
“ワインは市場を構成するものではなく、信じて体験すべきものだ” – ジャンルイージ・ラヴァリーニ
(インポーター様資料より)