醸造方法
2020年は天候に恵まれ質と量ともに満足のいく年となった。
健全果が多く、高い酸度を保ったまま収穫を迎える事ができた。
発酵の速度が例年よりも早かったため、短いマセレーション。
フェノール分の熟度もたかく色づきもよく熟成へのポテンシャルも高い。
一部、樽での長期熟成の実験を現在もおこなっている。
ワイン情報
ヴァンサンのワインの評価が近年うなぎ上りであがっており、蔵だし即完売が状態がつづいている。繊細なアロマ、プルーンやほのかな紫蘇感木苺、繊細でバランスのとれた味わい。抜栓したては香りが閉じぎみだが、時間の経過とともにゆっくり開いてくる。色調は例年よりも濃い色調。ブラインドでプールサールやピノノワールなどの赤ワインと間違える人が続出。
生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)
当主であるVincentの曾祖父であるHanry Grossが1950年に1.5haの畑を購入。
当時は栽培した葡萄を販売し生計を立てていたが、1965年から祖父のLouis Grossがワインを造りはじめる。
1980年にVincentの父であるRemy Grossが現在のワイナリーをDomaine Gross設立、畑は2.5haまで増える。
南仏やアルザスのクライデンヴァイスでの研修を終えたVincent Grossが2006年より醸造、栽培に加わり直ぐさまビオディナミ農法を取り入れる。
2010年にVincentが当主に就任。
現在は畑は10haまでに増え、祖父、父、母、Vincent(現在37歳)の三世代でワインを造り続けている。
畑の多くは粘土、泥土、石灰。アルザストップのミュスカが生産されるGC Goldertを所有している。
品種本来の香りを引き出しテロワールを最大限に表現すること重要視している。
エチケットはVincentの息子のLouis君と娘のCharleneが描いた。毎年エチケットのデザインが変わる。
(インポーター様資料より)