Alaki Nero d’Avola / アラキ ネロ・ダーヴォラ 2019

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ワイン情報

ジュルフォのネロ・ダーヴォラは、一般的な力強く、パワフルなネロ・ダーヴォラとは違い、アタックが柔らかく、なめらかタンニンが特徴的。
甘やかさはあるものの、生き生きとした酸、ミネラルが感じられ、繊細な1本。

生産者情報

頭脳明晰&すごい情熱=自然派シチリアの誕生!

●シチリアの中で…
シチリアのワインといえば、エトナ山麓やパレルモ東のマルサラ地域のイメージが強い。
エトナは、今バブル状態。10年前15社、今や100社を数えるほどなった。
そのような中で、シチリア島南東部、ラグーサの北西部に広がるヴィットーリアが、今後大いに注目されるだろう。
この地のナチュラルな蔵元といえば、コスや続くオキピンティが先駆者だが、同時代に本格的に自然農法でコツコツと畑を育ててきたのが、ジュルフォだ。
現当主アキッレがオーナーになったのは2005年。
10年の時を経て、素晴らしい自然派シチリアが誕生!!

●畑
ジュルフォは道の名前であり土地の名前。
雨は冬に多く温暖で、夏は乾燥して暑い、当たり前だが典型的地中海気候。
垣根仕立てが中心で、ところによりセットンチェが見られる。
一目で分かる凄みある有機栽培だ。
「BIOでも畑作りの最初から最後までしっかり見ることが超大事!」とオーナーのアキッレ。

アキッレ曰く「いろんな国の訪問者を迎えたが、こんなに畑の隅々まで見たのはヤマダが初めてだよっ」と。
「畑がほぼ全てを語ってくれるからね!当然なんだ」と、心地よい風が吹き続ける中で、盛り上がる私たち。
土壌は石灰岩系。多孔質炭酸石灰土壌を含み、繊細な味わいのヒントになっている。
古代の貝の化石が出土したり、太古のミネラルが息づく。
あらゆる下草が生え、マメ科の窒素が十分に生まれている様子が分かる。
不耕作の区域や土に混ぜ込んでいる畑など様々。
敷地面積はトータルで90ha。循環農業のための池や林、オリーブや他の農作物を含む。ぶどうは34ha。
20種の品種を栽培する。
全て自社ぶどうのみだから、面積があっても量は少ない。

●ジュルフォを造る人たち
当主アキッレのお父さんは、現役バリバリで畑を育てる。アキッレは醸造メイン。
その他に抜群のセクレタリー フランチェスカ。醸造家、畑1人、4、5人の若者で蔵元を切り回す。
アキッレはお医者さんでもある。道理で頭脳明晰な感触!
しかも熱い人物。訪問の前夜は、カターニャのバルで語りまくり、翌日は、カターニャの巨大な市場を案内。
「良い材料が良いワイン。良い経験が良い仕事。」がモットー!

~ジュルフォのワイン造り~
2002年蔵元をスタートし、2005年ボトリング開始。
白はマロラクティック発酵させず、柑橘系の清々しさが引き立つ。
赤はフラッパートのみマロラクティック発酵無し。
彼らのフラッパートは、単なる華やかさだけでなく、とても美しい酸をまとっている。
全て除梗。赤のマセラシオンは、短い品種で12日間、長いネロ・ダーヴォラで20日間程。

~ALAKI シリーズ~
ALAKI(アラキ) の名称は、ディモーレ・ディ・ジュルフォ(テッレ・ディ・ジュルフォと実質同じ蔵元)の2人オーナーである姉アレッサンドラと当主アキッレの名前を合わせたもの。
全て、品種100%。
蔵元ジュルフォの伝統を引き継ぎ、シチリアの素晴らしい大地から、極めてエレガントで滋味溢れたワインを造りあげている!

~シチリアの品種~
【グリッロ】
かつてシチリアの白ブドウの6割を占めたグリッロは、今、転換期に入っている。
アラキのグリッロは、極めて品格を上げた嬉しい作品!

【ネロ・ダーヴォラ】
品種名は「アヴォッラの黒」の意味で、シチリア島南東部のアヴォッラ村に由来。
一般的には、色濃く、強く、樽熟成に向き、パワフルとされる。
アラキのネロ・ダーヴォラは、洗練の極み!

【フラッパート】
フラッパートといえば、ともすれば華美な花の香りを連想する。
ジュルフォは、この個性的香りを極めて繊細に溶け込ませたスタイル。

(インポーター様資料より)

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