Melange du Champ / メランジュ・デュ・シャン 2021

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醸造方法

マールボロ北に位置するPlunkett Vineyyardから。
ゲヴュルツとPGは同時に収穫され、人の足によって圧搾、そのまま野生酵母による醗酵およびスキンコンタクト。
SBは約5日後に収穫され混醸(トータル約1ヶ月弱のスキンコンタクト)。
古樽(仏)へとバスケットプレスされ、MLF醗酵。
澱と共に6ヶ月熟成させ、ステンレスタンクへとラッキング(+2ヶ月熟成)。
ノンフィルター、清澄剤不使用。
少量の酸化防止剤と共にボトリング。
クロージャー:コルク(DIAM)

ワイン情報

「du Champ=畑からの」と名付けられた混醸フィールドブレンド・オレンジ。

生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)

Melange / メランジュはニュージーランド南島マールボロに2018年誕生したマイクロ・ネゴシアン。
立ち上げたのは若き醸造家Harrison Eaton / ハリソン・イートン 1996年生まれ。
マールボロのワイナリー「Eaton Wines」の2代目であり、文字通りブドウとワインに囲まれて育った男です。
現在もEaton Winesの当主を務め、ハリソンの父親でもあるMike Eatonはその豊富な経験を活かしNZ国内に1500ha以上にも及ぶ畑のコンサルタントを務めており、優れた栽培農家との貴重なコネクションを有しています。
メランジュの原料となるブドウはそれらの中から厳選されたものであり、主にマールボロ(一部はネルソン)産の買いブドウから造られます。

「大学でワイン造りを勉強したことは一切無いけれど、正直に言うとその必要性自体を感じなかったんだ。
だって僕は生まれた時から両親が持っていたブドウ畑と醸造所で遊んで育って、学校に通い始めてからは時間を見つけてはその仕事を手伝っていたからね。
それにその頃には醸造家になると心に決めていたから、高校を卒業すると同時に畑で働き始めた。
メランジュを立ち上げるまでには他のワイナリーで経験を積むこともできたし、並行してワイン小売業のコンサルタントも経験できた。
だから僕はまだ若輩者だけど生まれてから今に至るまで、ずっとワイン造りを実地で学ばせてもらっているとも言えるかも知れない。
そういう意味ではやはり父親が僕の一番の師匠ということになるね。」
そう語るハリソンが造るワインは、基本的に有機栽培されたブドウ(2023年には100%オーガニックとなる予定)を全て野生酵母によって醗酵させ、少量の酸化防止剤(ワインによっては無添加)以外の添加物を用いずに造られるナチュラルワイン。
若く好奇心溢れるハリソンにその前進的な考え方をもたらしたのは実は、Pyramid Valleyの創業者Weersing夫妻だったと言います。
ハリソンの両親とWeersing夫妻は当時から親交が深く、ハリソンはまだ幼いながらも、彼らが情熱的に語るビオディナミ農法やなるべく人的介入をしない醸造アプローチ、さらにはその背景にある自然環境へのリスペクトに満ちた思慮深い姿勢に大きな影響を受けたと言います。
「メランジュ(“混ぜる”を意味するフランス語)は2018年にSBとPNをブレンドして造った95本のワインから始まったんだ。
実験的な試みだったけど、それはとても興味深い結果に終わった。
それから白ブドウのスキンコンタクトや混醸といった、まだマールボロでは一般的ではないアプローチも積極的に採用しながら取り組んできた。
時に商業的なイメージが先行するマールボロ(特にSB)だけど、僕のワインでそのイメージが少しでも覆せたら嬉しいね。
でも何より僕が重要だと考えているのは、ナチュラルワインを造ることが目的ではなくて、素晴らしいブドウを育ててくれた土地と畑をしっかりと感じられるワインを造りたいってことなんだ。」

(インポーター様資料より)

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