醸造方法
除梗後ステンレスタンクにて野生酵母のみを使い発酵、8-9日間マセラシオン。
同容器内熟成後、旧フレンチバリックにて18ヶ月熟成。
無濾過無清澄にて瓶詰め。
醸造時SO2不使用、瓶詰め時のみ極少量(21mg/l)添加。
生産本数:約800本
ワイン情報
Fatalitaとはイタリア語で「運命」「宿命」の意。
時に良いアイデアというものは予期せぬ出来事の中から生まれるものであり、それが最高の結果につながることがあります。
それはまさに「運命」に導かれるかのようで、「ファタリタ」もそういったアイデアから生まれたのでこの名前にしました。
ブロンズ~アンバーの外観。
梨や杏、枇杷などの果実香にハーブやバニラ、ムスクなどの香り。
サラサラとした質感のタンニンに円やかな酸味が加わり、南国系の果実味、潮気を感じるミネラルが口いっぱいに広がります。
生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)
カンティーナ・ジアラはプーリア州バーリの南、アデルフィアに位置する家族経営の生産者です。
ニカッシオ家は19世紀後半から葡萄栽培を続けており、現オーナー、ジョルジョ・ニカッシオは伝統を受け継ぎ古くから続く自然な栽培・醸造方法に則ってワイン造りを行っております。
栽培はビオディナミにて行い、プリミティーヴォを始め、フィアーノやグレコ、マルヴァジアの他、現在では希少な土着品種ヴェルデカなどの栽培を行っております。
樹齢は平均60年以上ととても古く、収量も1ヘクタール当たり30-40キンタルと非常に抑えられております。
醸造でも、この地域で古くから行われてきた白ワインのマセラシオンや、野生酵母のみを使った発酵、無濾過無清澄での瓶詰めなど昔ながらの自然な醸造を行います。
また、SO2の使用は瓶詰め時に極少量(15-20mg/L程度)添加するのみです。
カンティーナ・ジアラではワインを芸術作品と捉え、「葡萄畑の可能性を最大限引き出すには、正しい知識とスキルを持ち、只々誠実に葡萄と向き合い、丁寧に、細かく仕事をするだけ」と、日々畑仕事に励んでおり、そこで出来た健全な葡萄をそのままボトルに詰めたような、品種の個性やテロワールが如実に反映された味わいのワインを生み出しております。
(インポーター様資料より)