醸造方法
樹齢13年の赤い流紋岩土壌のチャイコフ地区のスタラ・オラ畑(南スロバキア)のピノグリを使用。
手摘みで収穫。
選果後、除梗、破砕し、1回目の収穫(9月上旬)はオープンタンクで6日間スキンファーメント後、古樽にて発酵熟成。
2回目の収穫(9月第3週)は、発酵が終わるまでスキンファーメント後、古樽にて樽熟成。
3回目の収穫(10月中旬)は、1カ月ほどスキンファーメント後、古樽にて樽熟成。
12カ月間熟成後、ブレンド。
さらに6週間、タンク内で休ませ、ノンフィルターにて瓶詰め。
ぶどうの収穫時期による仕込み方を変えるスタイル。
通常は25%(1回目)、50%(2回目)、25%(3回目)。
生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)
スロバキア南西部、ニトラ地方・レヴィツェ地区。
シトノ火山の麓に、「チャイコフ」という古くからあ る小さな村がある。
祖父の代からこの村でワイン造りをしていた家に生まれたのが現オーナーのマレク・ウナーク。
村に古くからあった伝統のペセツカ・レアンカに、彼は並々ならぬこだわりを見せる。
社会主義時代に国際品種に取って代わられたが、彼の造る白ワインのほとんどはこの品種を使用する。
土壌はシトノ火山性の凝灰岩と安山岩の混成。
肝入りの美しいペセツカ・レアンカはこの土壌で育まれる。
畑の四方は森に囲まれ、トラクターなど重機が入れる道がないため、収穫を始め全てが手作業。
他ワイナリーのブドウ畑も周りになく、病害や農薬・化学肥料などの影響を受けることがない。
山脈から吹き降りてくる風がブドウの生育に最適で、各種薬剤の類を使用せずとも病害に晒されることはないという。
「テロワールを理解して理解して理解して、ボトルに詰める。良いワインを造るには人生を一つ賭けるだけじゃ足りない。3回分の人生が必要だ」
常に真摯に答える彼の口調と眼差しには、この地のテロワールと村伝統の品種ペセツカ・レアンカへの情熱、そして確かな自信に溢れている。
(インポーター様資料より)