Einhandsegler / アインハンドゼグラー 2021

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醸造方法

手摘みで収穫。
除梗せず、フット・プレスを実施して12時間スキンコンタクト。
その内、自然発酵にて70%は皮や茎を取り除き、30%だけマセラシオン発酵。
1000Lの古樽にて、澱とともに9ヶ月熟成。
無清澄、無濾過、ボトリング時に亜硫酸を極少量(15mg/l以下)使用してボトリング。

ワイン情報

Einhandseglerとは、”片手の船員”という意味。
片手で後悔し、もう一方の手でワインを飲むことができる、リラックすした船員をイメージ。
非常にラフで飲みやすく、このワインのフレンドリーさを名前で表現しています。

生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)

オーストリアのニーダーエスタライヒ州カンプタール地方にある僅か1.5ヘクタールのワイナリー。
親子であるMathilde & Christoph Daignière-Koller“マチルド&クリストフ・ディニエール・コラー”が父と娘の二人の手でワイン作りを行っています。
2004年頃、クリストフは、オーストリアのスタインウェイ&サンズ(世界最高峰のピアノメーカー)のマネージング・ディレクターであり、ピアノ技術者として、マチルドとともにピアノ事業に携わっていました。
当時、彼らは自然な作りをしたワインに魅了され、ピアノの仕事をしながら、2005年にカンプタールの南部に葡萄畑を所有しました。
その頃からヨーロッパや世界中の葡萄畑やセラー、様々なワイナリーを訪問し、ワイン作りに向けて徐々に始動していきます。
2017年、彼らはワインの生産量を増やすことを決意し、シェーンベルク・アム・カンプの丘の上にあるカンプタールの北部に、より多くの葡萄畑と古い農家を購入しました。
2019年、初めてワインをリリースします。
2020年以来、彼らのワインはすべて自然であり、Demeterを基準に働いています.

彼らは葡萄畑で働くことが大好きで、全てを手作業で行っています。
自然のサイクルをどう理解し、どのようにサポートするのがベストかについ情熱的に考えています。
また、土壌の生命は活発であるため、動物、昆虫、微生物の動きをみて、畑の状態を見極めます。
畑はまだ認証を取っていませんが、バイオダイナミックスをもとに動き、セラーでは人的介入を抑え、培養酵母は一切使用せず、各葡萄園からの自然酵母を使用。
そして、葡萄は地下室セラーでその潜在能力を最大限に発揮して成長し、生き生きとしたワインが造られ、そのテロワールを語り、土壌の特徴を明確に認識できるようにします。
24時間から10日間、足で葡萄をマセラシオンして、主に木樽で無清澄にて発酵され、温度調節もせず、ボトリング時に亜硫酸15mg/l以下を添加、または無添加にてワインを生産しています。
彼らは、この古風で介入の少ないワイン造りの方法が、彼らのワインを愛し、飲む人々の心に触れるものであると強く信じて、ワイン造りを行っています。
NORD und SUD(北と南)という名前には、2つの意味があります。
まず、彼らの葡萄畑は、カンプタールの北部と南部に位置しています。そして、次にワインへの情熱です。
クリストフとマチルドは異なったキャラクターで、北と南のように違った関係にありますが、国境のないワインを夢に見ており、それらが名前の由来となっています。

彼らのワインはテロワールの表現、カンプタール地方や土壌由来の特徴、オーストリアワインとしての本質を上手く表現しています。
いわゆるテロワールの表現を十分に感じられることが、大きな魅力を感じられるワインでもあります。
ラベルについては、全て彼らの家族の落書き。
名前を決めてから、そのイメージで書いたものとなります。
また白ラベルは、スキンコンタクトが短い白ワイン、黒ラベルは、スキンコンタクトが長いワインを示しています。

(インポーター様資料より)

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