醸造方法
50%をマセ2日、50%を全房マセカル13日間、マセ終了後ブレンドし、グラスファイバー槽で発酵終了。
SO2無添加。
ワイン情報
昨年より、マセっぽさが強めに出ている感じです。
色もすでに琥珀色が入ってきています。
キンキンに冷やすより、少し高めの温度で、まろやかさとナッツっぽさなどが出てきます。
それでも飲み心地はスムーズです。
生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)
マティアスとアレッシオはともにペスカーラ生まれペスカーラ育ちの同級生(現32歳)。
二人はそれぞれ別々の道を歩いていた。
マティアスはエノロゴを目指し、カンティナ・ソチャーレで働いていた。
アレッシオはエンジニア専攻だったかソムリエを目指した。
しかし二人ともナチュラルワインが好きで、それぞれの道に満足がいかなくなり、ワイン造りを目指すようになった。
二人でナチュラルワインのフェアに行ったり、ビオの生産者の手伝いをしたりし始めた。
幸いなことにアブルッツォには耕作放棄された畑が多くあり、それらを借り、2018年からワイン造りを始める。
最初は5000本、2019年は10000本、2020年は15000本と徐々に生産量を増やしている。
樹齢は30~50年の古いものを中心に借りている。耕作放棄された畑は農薬を数年使っていないので彼らにはちょうど良い。
しかしブドウを良い状態まで戻すのには数年かかる。
借りた年は収穫せず、ブドウの力を見て来年のための処置をしていく。
畑では最低限の銅と硫黄以外は使わない。
新梢は2回ほど切る。醸造は温度管理せず、モストフィオーレを中心に使用。
ピエディキューヴは造らない。ノンフィルター、亜硫酸無添加で瓶詰め。
現在借りているのは白3ha、赤1ha。ベースのビアンコ、ロッソは日常この地域で飲まれている味わいを、カルボシリーズは香りが強く、糖度が高く、自然な味わい、より洗練されたラインにしていきたいそうです。
名前の由来
ruvido(粗い、ラフ)はマティアスがイタリア人とアルゼンチン人のハーフ、アレッシオはアメリカや中国など外国で働いていたり、アブルッツォの外から入ってきたよそ者で、アブルッツォ人は警戒心が強いのでそれに厳しい事、また、彼らのワインがトレッビアーノ種とモンテプルチアーノ種という国際品種でない事の厳しさも表している。
マークは山と畑と海を表し、赤青黄の三色は皆でわいわい楽しい気持ちになる為に、自分たちの好きな色を選んだそうです。
毎日飲めるワインを造りたい。
2020年は満足いく出来で、特にビアンコはやりたかったスタイルになったそう。
ロッソも満足しているが、もっとよくしていきたいと語ってくれました。
(インポーター様資料より)