醸造方法
総酸:5.1g/L
残糖:2.1g/L
土壌:砂質粘土土壌
樹齢:110年以上
生産本数:900本
一緒の畑で育てられた3種を同時に収穫し混醸、部分的に除梗し7~10日間のマセラシオン。
ステンレスタンクにて澱と共に9ヶ月熟成。
無清澄、無濾過、全てにおいて亜硫酸無添加。
ワイン情報
放置されていた葡萄畑の中で、彼らが最初に復活させようと試みた、樹齢110年以上の最も古い畑。
当初、植えられている葡萄が分からず、遺伝子検査で判明。
混植混醸オレンジワイン。
非常に古い畑という意味を込めて、古くから存在する動物“クラゲ”3匹(3つの葡萄)をラベルに使用。
トルトシ:ボバルの突然変異、別名“ホワイト・ボバル”。皮が固く、酸味中程度。絶滅品種。
バレンシア・ブラン:こちらも土着品種でほぼ栽培されていない葡萄。元々は食用葡萄。フルーティーで熟した梨のニュアンス。
少し濁りのある明るめのアンバーカラー。
熟した林檎、柑橘類、白い花、ダージリンなど複雑なアロマ。
柔らかなボディと心地良いタンニン。
しっかりとした酸とボリューム感も感じられるオレンジワイン。
生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)
BODEGAS Pigar / ボデガス・ピガーは、1952年に、現当主 Juan Piqueras / ホアン・ピケラスの祖父が、ガルシア家と協力し、葡萄の栽培に取り掛かったのが始まりです。
ピケラス家とガルシア家、二つの家族の名前を合わせてピガーと命名しました。
バレンシアはスペイン最大の港であり、スペイン第3の大きな都市になりますが、ワイン造りを見ると“バルクワイン”が主流の地域となる為、加工された安価な赤ワインと白ワインが集まる地域でもあります。
そういった大手ワイナリーが多く生存する地域で、彼らは祖父の世代から、主にカヴァに使われる葡萄を栽培してきました。
ホアンは、当時、同じバレンシアにあるトラディショナルなワイナリーBodega Manzaneque / ボデガ・マンサネケでワインメーカーとして働いていましたが、そこでの任期を終え、家族のワイナリーに集中することを決めました。
大きなワイナリーが多く存在するこの土地で、ホアンとパートナーであるSusana López / スサナ・ロペスは2014年に村へ戻った際、彼らが所有する単一畑の可能性に気付きました。
また、樹齢65~110年の古く、放置された葡萄畑と、忘れかけられている従来の葡萄品種の復活を目標にかかげました。
そして、その土地によくある従来型のワインとは違い、独自の個性と先祖代々の知識と経験、持続可能性に基づいて、職人のこだわりを持ち、伝統、自然、家族を重んじて、その土地の可能性を信じ、夢を持って、彼らの代から新しいワイン造りに取り掛かりました。
2014年からプロジェクトは進められ、2016年がワイン造りの最初の年となります。
(インポーター様資料より)