醸造方法
栽培:有機栽培(※ビオロジック公式認定)
畑:タッサローロ地区の厳選された区画
畑の標高:300m
栽培面積:1ha未満
土壌:緑肥を用いたビオディナミ栽培により、豊富な有機物質を含んだ粘土とシルトの混じる泥炭質土壌
年間生産量:約2,000本
マストと一部破砕したブドウを球形のアンフォラに移して醸造。
この形状が自然対流を生み、発酵を促します。天然酵母を使用。
発酵後、瓶詰めまで約1年シュール・リー熟成します。
テラコッタ製のアンフォラの中で、ワインは微量の酸素を取り入れながら、ゆっくりと熟成していきます。
ワイン情報
「ガヴィ・オンブラ」は、2021ヴィンテージより「オンブラ・オレンジワイン(DOCGガヴィ格付外)」としてリリースされています。
アンフォラの中で果皮とともにしっかりと漬け込むことで、オレンジがかった美しい色調のワインに仕上がります。
亜硫酸塩を添加していない、究極のナチュラル・オレンジワインです。
オレンジがかった深みのある麦わら色。
繊細で複雑なアロマが心地よく、山に自生する花やハーブのニュアンスが香ります。
ブドウやテロワールの特徴がしっかりと表現された味わいで、ピュアな果実味が口中に広がります。
食前のアペリティフとしてだけでなく、魚料理やチーズ、白身の肉、野菜料理、ライスやパスタとも抜群の相性です。
生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)
ピエモンテ州は赤ワインばかりではない。魚や野菜料理の強い味方ガヴィを忘れてはいけない。
カステッロ・ディ・タッサローロはガヴィの優良生産者の一人。
オーナーのスピノーラ家は貴族で、その歴史は10世紀までさかのぼる。
14世紀から渓谷にそびえるカステッロ(城)を基盤にしている。
中世から政治・経済を司った名家だが、現在は、元映画監督の先代ラオロの後を継いだマッシミリアーナ夫妻が、ビオディナミ農法に転換。
模範的な生産者として、尊敬と注目を広く集めている。
2008年に有機認証を取得した。農作業は、ビオディナミのカレンダーに従って行われる。
17ヘクタールの畑はカステッロに隣接して、鉄分の豊富な粘土質土壌が広がっている。
メインはもちろんコルテーゼから造られるガヴィ。
青リンゴなど柑橘系の香り、硬質なミネラル感、しっかりとした酸のクリーンな味わい。
多くの評論家から、高い評価を受けている。
イル・カステッロとアルボリーナは、樽発酵と熟成を導入したフルボディのワイン。
明確なテロワールの個性を示している。
亜硫酸無添加のワインも手掛けており、保守的な産地にあって、その意欲的な試みが注目を集めている。
ヴィーニ・ディタリアは、カステッロの将来に期待をかけている。
「スピノーラ家のワインは頻繁に私たちの最終試飲に残っているので、トレ・ビッキエーリを獲得する日も遠くないと確信している」と。
(インポーター様資料より)