醸造方法
収穫した葡萄を除梗した後に潰し、皮や種まるごと1日だけ醸す。
その後プレスし発酵させたものが、糖度比重1002になった段階で瓶詰。
SO2無添加
ワイン情報
毎年平均10度から11度までのアルコール度数の仕上がりで、グレープフルーツのような軽快な果実味と心地よい酸、そしてミネラルが非常にバランスのよいペティヤンです。
年度750本ほどの貴重なワイン。
生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)
バルセロナから南に下る事、約1時間。タラゴナ地方にこのセラー・テュエットはあります。
平均標高600mのこの地域に元々20ヘクタールの葡萄を代々所有し、農協や大手ドメーヌに売り渡していましたが、その内の2ヘクタールを自身で醸造する事に決め、2012年よりスタートしたのが、このセラー・テュエットです。
*TUETSとは英語に訳すと「You are」という意味。オーナーのアルベルト(36歳)はもともとエコロジストで、畑も自然な方法で栽培しており、そこにはビオディナミ、ビオロジックなどの概念は全くありません。
「幸せな農業」をコンセプトに、働く人も飲む人も皆が幸せになれるような農業、そしてワイン造を目指しています。
醸造所周辺に散らばる複数の畑の複数の品種よりワインを醸造し、それらを混ぜ合わせる事なくセパージュごとにキュヴェを造っています。
彼の畑の多くは特徴的な赤い石灰質土壌で、造られるワインも塩気と石のようイメージを与える味わいが特徴です。
醸造は自生酵母で行い、コラージュもフィルターがけも一切おこなわず、SO2も瓶詰時に1~2g/hlを添加するのみです。
ラベルの選定バサミを持つ手が意味するように、すべてを手作業で行っており、非常に丁寧な仕事を感じさせるワインです。
スペインワインでここまでの綺麗な酸味と透明感を持ち合わせるワインをいままで飲んだ事がなかったので、彼のワインとの出会いは非常に衝撃的でありました。
生産量は多くなりませんが、ぜひ多くの方に飲んでいただきたい新しいジェネレーションのスペインワインです。
(インポーター様資料より)