PUECH COUCOU / プエッシュ・クク 2021

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ワイン情報

鮮やかなルビーレッド。
小ぶりなバラのアロマや、フレッシュな苺、ラズベリーやクランベリーなど自然な甘みを感じる赤い果実味が広がります。
シナモンなどの緻密なスパイスとタンニンが溶け込んでいます。
程よい酸味もあり、チェリーボンボンのような余韻と合いまり、とても上品な味わいです。

生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)

2004年にニーム北部のスーヴィニャルグ村でこの地区の伝統的固有品種、アラモン、サンソー、カリニャンと出会い、300年の歴史ある古いカーヴを借りて、100年前のフランス人が年間あたり1人80L以上飲んでいた時代の、低アルコールでナチュラルなワインを造り始めた、モン・ド・マリーのティエリー・フォレスティエール!
現在に至るまでとにかくぶどう畑の仕事に全身全霊を注いできました。
有機栽培にてぶどう畑を耕し、硫黄や塩化銅の使用も最小限に抑えるために手間はかかりますが、一回の噴霧量を減らし、噴霧回数を増やすことで、より自然に対応してきました。
ここ最近はビオディナミの自然由来の調合剤の使用にて、更に自然な対応に挑戦しています。
ぶどう畑への探究心は尽きる事をしりませんが、ここ数年で醸造に対しても驚くほどの進化しています。
それは、自然派ワインのスター的存在、ラングロールのエリックとの出会い、親交がティエリーの醸造を進化させています。
もともと試飲会で交流のあった2人でしたが、ティエリーやマス・ローのローランなどスーヴィニャルグ村の自然派生産者達が中心になって主催する試飲会にラングロールも参加し、そこでラングルールのワインを飲み、ティエリーは自然派ワインの更なる高みを知り、そこに到達するための探究を始めたのです。
飲みやすいのに、深みのある、奥行のある、何か心を揺さぶるような感動を与えるワイン。。。
南仏ラングドックは唯でさえ暑いのに、ここ数年は乾燥もあり、どうしても凝縮度の強い、アルコール感のあるワインになってしまいます。
その為、マセレーション期間を短くして、あまりタンニンを抽出しないようにしてきましたが、それでもエリックのレベルには追い付きません。
ここ数年の乾燥で、タヴェルでぶどう栽培を行うエリックにも収穫量の問題が起きています。
グルナッシュの栽培量の多いエリックは、花ぶるいや、ミルランダージュ、さらに乾燥で、世界中からの催促のなかでも、なかなか充分な収穫量がありませんでした。
そこで目をつけたのが、ティエリ-の栽培するアラモン。
樹齢80年のアラモンを使って、エリックがネゴシアンブランドでワインを造りを行い、ティエリーが栽培をしたぶどうが、エリックによって素晴らしい高品質のワインとなるのを目のあたりにしました。
ぶどうには100%の自信を持っていたティエリーは、エリックと自分の違いは何なのかを疑問に持ち、エリックに醸造について、長い時間をかけて問いかけていきました。
ティエリーの目指すワインは、ぶどうがそのままボトルに入っているようなワイン。
いかに健全なぶどうを収穫し、そのポテンシャルをそのままボトルに入れ込むのか。
その為にティエリーが行った改革が、ぶどう収穫のケースをぶどうが潰れないサイズに変え、ぶどうをタンクに入れる際のポンプの使用をやめました。
300年前に造られた、古いカーヴは全て自分の思うようにはできませんが、なるべくぶどうを潰さず、タンクに入れることで、ほぼ完ぺきなマセラシオン・カルボニックを行うことによって、抽出を押さえ、ぶどうの果実味、旨みだけ抽出する方法を体得したのです。
マセラシオンの期間も以前よりさらに短くし、ワインの色には味は無い!というエリックの言葉に目が覚めました。
すでにぶどう畑での作業はやり尽くしてきたティエリー。
たったこれだけの事のように思えるかもしれませんが、エリックから学んだ方法を取り入れただけで劇的にワインの質が変わったモン・ド・マリー。
飲みやすく、エレガントでエネルギーを持ったワインに進化したのです。

​(インポーター様資料より)

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