醸造方法
8~10℃に冷やした葡萄を全房のまま醸造。
コンクリートタンクを使用し17~20日間醸した後マロラクティック発酵。
その後、80%は更に木製樽で3ヶ月間の熟成、20%は中樽にて熟成。
更に10ヶ月間の瓶内熟成。
SO2:無添加
ワイン情報
樹齢50年~70年の古木を収穫時期にすべてブレンドし、その後2年間熟成したワイン。
タンニンの存在が強かった年にも関わらず、長い瓶内熟成のお陰でワインはとても繊細に。
エレガントでフレッシュ感をしっかりと保ったワイン。
全てのバランスが整った最高のヴィンテージ!
濃厚ながら繊細で深みのある仕上がりに。
艶っぽさのある鮮やかな淡い赤色。
お〜!と思わず声が出てしまうほど華やかな香りが広がります。
バラの香水、チェリーやイチゴの赤い果実を思わせる風味と繊細なスパイスの香り。
バレンシアオレンジのような柑橘のニュアンスから徐々に複雑な方向へと変化していきます。
何のストレスもなく身体に染み入る甘美な液体を是非ご体験ください。
生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)
●ヤン家の歴史●
今フランス各地で新世代自然派生産者が現れていますが、彼ほどの若い年齢で自身のドメーヌを持ち、ワイン造りを行っている生産者は多くありません。
ヤンの実家はもともとはボジョレー地区南部出身の祖父が、フルーリーのシャトーとぶどう畑を1970年に購入し、ここからベルトラン家のぶどう栽培、ワイン造りの歴史は始まりました。
ヤンは飲食店勤務をしていましたが、父親のぶどう畑を引き継ぐためボーヌの醸造学校へ入学します。2012年に醸造学校を卒業。
ベルトラン家では10年以上前から有機栽培をしていましたが、ヤンがビオディナミを取り入れ、現在8haのぶどう畑を所有しています。
そのうち2区画の2.5haをビオディナミで栽培しています。
ベルトラン家は有機栽培をしながら、収穫した葡萄の80%をネゴシアンに売っていましたが、ヤンが戻ってきてかは、自社でのワイン醸造、ビン詰めでの販売量を増やしています。
●ヤンベルトランとは●
ヤン・ベルトランの魅力は20代とは思えない落ち着き様と、一歩先を見据えたものの見方。
そしてどんな困難も吹き飛ばしてしまうかのようなその明るさ!自分でしゃべって自分でガハハと大笑い。それが彼の最大の魅力であり長所でもあります。
そんな彼にとってデビューからの2年間は非常に波乱万丈なヴィンテージでした。
2016年ヴィンテージは雹害にてほぼ100%がその被害に。
2017年も続けて全体の80%近くが同じく雹害にあいましたが、非常に落ち着いた対応で困難を乗り越え、目が覚めるような素晴らしいワインを造り上げました。
そんな努力と才能によりこの数年でヤンのワインは一気に注目を浴びるようになり、フランス国内ではもちろんの事、日本も含め海外の市場でも人気のボジョレーワインとなり始めています。
●ワインの美味しさの秘密●
一言で言うと、ヤンはおそらくワインマニア、もっと詳しく言うと樽マニアといっても過言ではありません。
樽への情熱がヤン・ベルトランのワインが美味しい理由の一つなのは間違いと思います。
若手とは思えないほど、色んな生産者とコネクションを持ち、300Lのシャルドネ、600Lのシラーやカリニャン、500Lのピノノワール、225Lのモンドゥーズやヴィオニエを熟成させた樽を譲り受け、葡萄の状態やキュヴェに合わせて使い分けています。
最近の彼のお気に入りはオーストリアのストッキンガーという樽メーカーの樽で、今自然派生産者の間で人気が出始めている樽との事。
そんな事をとても熱く語るヤン・ベルトラン情熱に、彼のワインの美味しさの秘密が隠れているかもしれません。
(インポーター様資料より)