醸造方法
標高560m。石、砂利土壌。
100%手摘みされた葡萄を一旦冷蔵庫で冷やしステンレスバットでコールドマセレーション。
野生自然酵母で低温醗酵、熟成も発酵も樽は使用せず。
亜硫酸無添加。
ワイン情報
インターナショナル・オーガニックワイン・アワード2020金賞に輝く酸化防止剤無添加、自然酵母、オーガニック認定、ヴィーガン認定のヴァンナチュール。
圧倒的な少雨による日照、冷たく強い北風、温かい日中と冷たい夜がもたらす、激しい寒暖差の葡萄の鼓動。
野生自然酵母で低温発酵、熟成も発酵も樽は使用せず100%葡萄の力だけで造られた完全自然ワイン。
亜硫酸無添加の恩恵は絶大だ。
ワインは赤いベリー、甘いイチゴの強い香りとナッツのノートを持っています。
赤い果実の熟した香りがする色、アロマ、ジューシー感は亜硫酸添加ワインには及びもつかない大きな特徴の差となる。
しなやかなタンニン、新鮮な酸味のバランス。
原材料葡萄!!その他なんにも使わない完全無欠のヴァンナチュール。
デキャンタージュでお楽しみください。
生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)
ボデガス・テンポレは、サラゴサから南南東へ60kmのバホ・アラゴンIGPに位置するレセラという小さな町にあります。
カリニェナへは西に30km。レセラは、伝統的にワインの名産地であり、凝縮した葡萄が造られている絶好のテロワール。
創業者のアントニオ・アズナーが1920年にレセラで産声をあげる。
16才の時にスペイン内戦の兵士として徴兵され、20才の時にレセラに帰郷。
荒れ果ててしまったレセラの復興に全勢力をあげ28haの葡萄園にガルナッチャの樹を植えていった。
1946年に長男マニュエル・ヤゴ・アズナー生誕。
マニュエルの時代にはレセラの地において、リーダーとして君臨して行く。
この半砂漠乾燥地帯、シエルソと言うピレネーからの冷たい乾燥した風が吹くレセラ。
ガルナッチャはここアラゴンで産まれた葡萄。
この地のガルナッチャは明らかに他の地域のガルナッチャとは別物で、ずば抜けた葡萄だと確信していたマニュエルは、更に葡萄園を70haに拡大。
有機農法を習得し1990年代に入ると全ての葡萄園を有機栽培に転換して行った。
ここでも、植えられていった葡萄はガルナッチャだけと言う、ガルナッチャに取り付かれたように発祥葡萄ガルナッチャ専門の農園へと突き進んでいった。
2000年にマニュエルの息子ビクターと娘ポーラによりボデガス・テンポレを創業開始。
2008年に100%オーガニック認証を取得し、すべてのワインにヴィーガン認証も取得している。
造りをビオデナミック農法に転換、亜硫酸無添加のヴァンナチュール「シンフォニー」をリリースするなど創業者アントニオ・アズナーによって植えられた樹は特別な自然のナチュラルワインへと進化を遂げている。
現在は、海抜550m~700mの平野部に120haの葡萄畑を所有。
28haは樹齢75年の古木で、ブッシュ・ヴァイン(自根)。
42haは樹齢約45年の古木で、ブッシュとトレリスの両方がある。
50haは2000年以降の新しい植樹で、すべて棚に植えられており、4回目の収穫から生産性を発揮しています。
創業者のアントニオ・アズナーは今もレセラで生活していて、創業からの3世代がワイナリーに携わっています。
ワインメーカーはポーラの夫エドワルド・アリーニョ。
20年間の自然派ワインの豊富な実績を持つ醸造家。剪定、発芽や開花、葡萄や土の状態管理の一切を負う。
エノロジストは自然醸造の専門家兼修士のホセ・フェンテ。
経歴書では2ページに渡り公認テスターや各DO委員会、理事、修士号、研究実績や開発実績が報告され、ここでは書き切れない程の実績のある自然派のスペシャリスト。
TEMPORE (テンポレ)の由来は農業に使われる言葉で、土地に働きかけるための正確で適切な瞬間を示す。
植え付けや農作業に最適な湿度や働き、時間を意味する。
葡萄が適切に成長し熟すための畑での時間、ワイン製造プロセスとワインの醸造のためのセラーでの時間、オーク樽での熟成のための時間、そして完璧な瞬間が訪れるまでのボトルの中での時間の意味が含まれる。
収穫は、手作業で早朝午前4時に作業を開始し、真昼の強い日差しの前に作業を終了。
現在120haのうち、「ガルナッチャ 67ha」「ガルナッチャ・ブランカ 28ha」その他はアッサンブラージュ用「テンプラニーリョ」の3品種のみ。
土壌は石、砂利、粘土、石灰岩、砂。1haあたり37hlと極めて非効率な収量。
(インポーター様資料より)