醸造方法
石化質土壌の畑は標高約450mほど、手摘みで収穫、選果されたブドウは自然酵母で発酵、アンフォラで熟成されます。
ワイン情報
カタルーニャ語で「狐」の名前の付いたこのワインは樹齢20年ほどビオディナミで育てられたシュナンブランを使って造られています。
(コンカデバルベラには世界遺産のポブレー修道院があり、フランス系のブドウ栽培の歴史も古く、また、近年はカバ用のブドウの産地としても有名です)
良く熟した柑橘、金柑やドライフルーツ、リンゴや桃、様々なフルーツのアロマ、ミネラル、複雑で深みのある味わいです。
生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)
ホアンラモン・エスコーダが妻カルメン・サナフヤと共にワイナリーを設立したのは1997年。
遺産相続や家督争いが発端となり一族が挟を分かつきっかけになってしまった事は悲しい事でしたが、ホアンラモンはこれを機に全ての畑でビオディナミによる共生環境を整えます。2003年の事でした。
ホアンラモンは少しばかりカタルーニャの訛りが入りつつも器用に英語も話す国際人。
長く伸びたロマンスグレイの髪の毛が印象的ですが、底抜けに明るいキャラクターはまるで太陽。
コンカデバルベラという国際的スポットライトから外れたエリアにも関わらず、プリミティブなワイン造りに於けるスペインのリーダーとして称賛と敬意を受けて来ました。
彼こそがまごう事無き先駆者であり、その功績と存在価値は現地でも図抜けています。
ゼロの挑戦は2005年から始めましたが、2013年にワイナリーを建て替えた事で ワインがより美しく健全に味わえるスタイルになりました。
奥様からは相当な借金をした様ですが、地下10メートル近くまで深く掘られたセラーの最下部を案内する時のホアンラモンは誇らしげでもあり、更には自身の秘密基地を案内しながら興奮する子供の様でもあります。
スペインのナチュラリストで最も古くから活躍する巨人でありながらも謙虚でピュア。
そして、その歩みを止めようともしない無尽蔵のエネルギーはエスコーダのエスコーダたる所以なのです。
(インポーター様資料より)