Gruner Veltliner / グリューナー・ヴェルトリーナー 2021

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醸造方法

9月収穫
25hlのステンレスタンクで醸し後、17日間[17℃]発酵
25hlのステンレスタンクで1ヶ月間[12℃]シュールリー熟成
無濾過・無清澄
瓶詰め:2022年10月
SO2は発酵後:40mg/L トータル:47mg/L

ワイン情報

淡いレモンイエロー色、カリンやオレンジピールの香り、瑞々しくフレッシュな酸と心地の良い苦味が滑らかなアフターへと流れます。

生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)

ブルゲンラント地方ライタベルクの『Liszt リスト』は家族経営のワイナリーです。
Bernhard Liszt(ベルンハルト・リスト)は、ブドウ栽培の専門学校を卒業後の2003年、両親からこの仕事を引き継ぎ、彼の代でビオロジック農業に転換しました。
代々、ワイナリーだけでなく、養豚業とホイリゲ(ワイン酒場)も営んできており、現在は当主として先代の両親と弟と共に仕事をしております。
サスティナブル農業で地産地消を推進し、
『オーガニックで作られるワインや食物を楽しみ自然に感謝する人々、彼らのために存在しているんだ』と言います。

〝責任を果たすという事〟は、お互い協力するということであり、懸命に働くという事であり、自然に感謝するということである。
この教えは両親から受け継いだもので、この責任をとても大事にしており使命だとすら彼は考えています。
ビオロジック農法への転換は個人的な関心からきたのではなく、この父の教えがベースとなっているのです。

訪問時、彼がワインと共に出してくれた生ハムやソーセージは、旅の疲れを吹き飛ばす程の美味しさ。
それもそのはずです。ワインだけでなく育てる豚にも非常なる愛情を注ぎます。
広大な自然の敷地に放し飼いしストレスをまったく与えず、飼料も自分の畑でとれたオーガニックの穀物を与えます。
もちろんこの豚肉が頂けるのは彼のホイリゲだけです。
彼は幼い頃から自分の中に流れる農夫の血に気づき意識し続けてきました。
なんと幼い頃、あのWiener Sängerknaben(ウィーン少年合唱団)の一員であり、世界中を歌って回ったことがあるそうです。
日本へも来たことがあり、数都市を回りいつくかのコンサートで歌ったそうです。
この時の世界中を旅した経験により、彼は強く自分のバックグラウンド、両親から受け継いだ農夫としての血を意識するようになり、オーストリアのブルゲンラントという片田舎で育ってきた日々をさらに愛するようになったそうです。

畑は7ha、ブラウフレンキッシュとグリューナー・ヴェルトリーナーを主に育て、アジアはもちろんヨーロッパにもこれまでは輸出せず、自らのホイリゲとオース
トリアのいくつかのワインショップとレストランでのみ楽しめるワインだったようです。
この先、伝統的な方法と世界中からインスピレーションを受けた新しいアイデアを融合させていきたいと語ります。
ベルンハルトがワインを造るブルゲンラント地方は、ハンガリーとの国境沿いにあり暑く大陸性のパノニア気候の影響を受けます。
その中でライタベルクは、ノイジードラーゼ湖の西岸、ブルゲンラント地方の北西側(ライタ山脈のブルゲンラント側)にあり、計3,097haの畑を有し、赤はブラウフレンキッシュ、白ワインはヴァイスブルグンダー、シャルドネ、グリューナー・ヴェルトリーナーが優れています。
ライタ山脈とノイジードラーゼ湖によって異なる影響を受け、暖かい湖風は重要な熟度に都合がよく、山脈は夜間の温度を押し下げます。
したがって果実味、新鮮さ、フィネス、そして長熟さが増すのです。
土壌は主に石灰とスレート(粘板岩)で構成され、約1500万年前の貝殻石灰は、多少塩辛い風味と上品さをもたらし、スレート(粘板岩)は望ましいテンションとストラクチャーに寄与します。

(インポーター様資料より)

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