醸造方法
【土壌】風化した花崗岩
【植樹】1992年
【仕立て】ブッシュ・ヴァイン(株仕立て)
【全房使用率】0%(100%)
収穫期ごとに分け、1バッチ目と2バッチ目は古樽にて、3バッチ目はステンレスタンクにて野生酵母による自然発酵
マロラクティック発酵あり
フレンチオーク古樽にて8カ月間熟成
【評価】Tim Atkin MW, SA Special Report / 91pt
ワイン情報
サンソー100%で造られるロゼワインで、シャルドネ100%の白ワイン「ブレイク・ア・レッグ」と同じシリーズです。
ラベルには、収穫を手伝ってくれる「頑固な性格」のロバと、「スピード感」を象徴するプロテアの花と、それとは対照的な「のんびりした」存在のカメも描かれており、自分たち栽培家の一年のスタンスを表現しているそうです。
海に近く常に冷たい風の影響を受ける畑で、塩味を伴うエレガントなフィニッシュが特徴的です。
外観は淡くややオレンジがかったロゼ色で、黒ブドウ由来のワイルド・ストロベリーやクランベリー、サクランボやリンゴ、オレンジ、スパイスなど実に華やかで豊かなアロマです。
アタックから鮮やかなグレープフルーツのようなフレッシュな果実味が豊かで、わずかに甘さを残しながらも土や森を思わせるニュアンスが興味深く鼻腔を抜け、舌の上に優しい重量感も感じます。
爽やかな酸味と香ばしいフィニッシュが心地よく、生魚や、燻製など軽く火を入れたお魚料理、お寿司やサラダなどとよく合います。
生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)
当主ルーカス・ファン・ロッゲレンベルグ氏は、南アフリカのエルセンバーグ大学にて農学を学び、タルバッハ地区の「ライクス」にてワイン生産者としての第一歩を踏み出しました。
その後アメリカ合衆国の東部へ渡り、ニューヨーク北西部のAVA「フィンガー・レイクス」で2シーズンを過ごし帰国しました。
帰国後はパール地区の「ドラック・マイ・ニエット・ワイン・エステート」でワインメーカーを務め、その後2016年にステレンボッシュの地で独立し、自身初となるキュヴェをリリースしました。
彼の天性の醸造センスが花開くのにそう時間はかからず、ルーカスは2018年に早くも Tim Atkin MW “SA Special Report 2018” において “Young Wine Makers of the Year”に選出され、毎年2級に格付けされていましたが、ついに今年2022年版で最上級の1級に昇格し、国内外で大きな注目を集めています。
2019年にセラーを移転し、現在はパールの地に本拠を構えています。
畑・醸造
素晴らしいポテンシャルを持った畑を見極める才能を持ち合わせていると高く評価を受けており、彼自身、「自分はワインメーカーというよりはファーマーだ」と言うほどに、ワインの品質は第一に畑に由来するという信念を持ち、契約農家のもとへ頻繁に足を運び、栽培から収穫まで丹念に取り組んでいます。
ワインを造る過程においても酵母や添加物などは一切加えず、ブドウそのものの魅力を最大限に引き出す造りをしています。
(インポーター様資料より)