Domaine du Clair-Obuscur / ドメーヌ・デュ・クレール・オプスキュール

France Bourgogne / フランス ブルゴーニュ

生産者 ピエール・クレール

優良な生産者を探し出すのが困難なブルゴーニュで、期待の彗星が登場した。
オーナー醸造家のピエール・クレールは、ムルソーのジャック・プリウールでのぶどう栽培の経験を買われ、ヴォルネイにある古典的ドメーヌ、ド・モンティーユの栽培長を永年に渡り務めている実力者だ。モンティーユと云えば、映画『モンドヴィーノ』でも主役級で登場し、伝統を重んじ自然な手法にてワインを造りだしているとても存在感のある造り手である。
クレールは長年温めてきた自分のワインを造るという夢を、2006年やっとスタートすることができた。お祖父さんが所有していた樹齢の古い畑を受継ぐことが出来たのだ。 アリゴテの畑は僅か10畝であるが、樹齢50年と古い理想的な畑だった。 彼に言わせると、アリゴテは50年前にはシャルドネと同等に栽培されており、大事にされていたという。シャルドネが植わる”ミステール”の畑は、僅か4畝のみ。ピノノワールは、お祖父さんが1982年に植えた畑だ。ブルゴーニュでは80%の生産者は決められた時期に決められた量の農薬や薬剤を散布しているが、ぶどうの状態と天気をよく観察すれば、例えボルドー液でも大幅に使用量を抑えられるという。
当然ながらピエールは、自然を尊重し、ビオ、ビオディナミにてテロワールを最大限生かした栽培を行う。醸造に於いても醸造用物質(酸、酵母、酵素etc)は使用せず、テロワールとヴィンテージを最大限表現するワインを消費者に味わってもらえるよう、最大限の努力を惜しみなく注いでいる。これからの動向に、ご注目頂きたい生産者だ。



インポーター:ラヴニール

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