Spain Ribera del Duero / スパイン リベラ・デル・ドゥエロ
「ワイン遺産と言うべきブドウ畑と伝統を生かした、端正なティント・フィノ」
アンティドートは、リベラ・デル・ドゥエロの東部、海抜1000mに多数点在する、フィロキセラの害を免れた小区画の古樹から生まれる特別なワインです。私たちは、このエリアの古いブドウ畑で有機栽培を行いながら、1種類の赤ワインのみを造り出しています。アンティドートは、ベルトラン・スルデヒ、ダビット・エルナンドの二人が運営しています。
ダビット・エルナンドは、主に畑作業を担当しています。
主に醸造を担当しているベルトラン・スルデは、フランス・シノンにあるドメーヌ・ド・パリュのオーナーでもあります。2000年から2010年の間、ドミニオ・デ・アタウタにおいてワイン造りに携わってきました。
(ワイナリー遍歴)
1996年 シャトー・ムートン・ロートシルト
1997年 シャトー・レオヴィル・ラスカーズ
1998年 プリオラート アルバロ・パラシオス、チリ サンタ・リタ
1999年 ポムロール シャトー・ネナン
現在は、アンティドートとドメーヌ・ド・パリュの両方を運営しています。
リベラは基本的に大陸性気候であるといえます。東部は山に覆われた大陸型で、冬は寒く、乾燥しており、降雪もあります。4月から5月にかけて遅い春がやってきますが、気温はまだ低く、霜が降りる恐れもありますし、雨が多く振ります。夏は乾燥し、よく晴れ、夜間には気温は20度ぐらいまで下がります。秋は乾燥し、気温が急低下して寒くなります。
2000年前からほとんど変わっていないブドウ畑、豊かで芸術的とも言えるリベラ・デル・ドゥエロ東部のワイン遺産を尊重して、私たちは、アンティドートを造り出しています。したがって、この古いブドウ畑では、機械化することは不可能で、全ての作業は手作業で行われています。私たちは、歴史と古いブドウ畑に学びながら、伝統を守ってゆかなくてはならないのです。
醸造では、抽出が強くなりすぎないように、丁寧にマセレーションを行い、熟成では、ボルドーの優良シャトーで2、3年使用した古樽を用い、樽の風味がワインの味わいを邪魔しないように注意しています。
Antídoto(西) = Antidote(英)= 解毒剤、血清の意
インポーター:W