醸造方法
フルーツは全て手収穫、手除梗。
マニュアルのシリンダークラッシャで破砕、ステンレス発酵のアンフォラ熟成。
半年のスキンコンタクト及び熟成後にプレスしてボトリングされています。
ワイン情報
Dore100%のアンフォラオレンジ。
Chasselas種とDNAが完全一致するこの品種は、MalvarやChelva同様に、歴史的に虐げられて来た過去があります。
多産なんですが、個性に乏しく水っぽい。
そう言われ続けて来たんです。
Fabio Bartolomei【ファビオ バルトロメイ】のアプローチはバンチを減らして、香りやミネラルのコンポーネントを高める事。
アプリコットや白桃のアロマと、スムージーの様なレイヤーの重なったテクスチャ―。
アフターにピンクペッパーの様な微かなスパイス香。
旨味タップリ。これまた美味。
生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)
Fabio Bartolomei【ファビオバルトロメイ】はイタリア生まれのスコットランド育ち。
妻の故郷であるマドリッド近郊に居を構え、地場品種にフォーカスしたワイン作りを信条としています。
ファビオにとってワイン作りはあくまでも趣味として始めた気軽なものでした。
妻の一族が代々受け継いてきた土地に、放棄されたブドウ畑があり、そのフルーツを使って自分が大好きなワインを自身の手で作ってみよう、そんな気軽な思い付きでスタートしたのです。
醸造学を修めた訳でもなければ、他ワイナリーで働いた経験もゼロ。
勘とインスピレーションだけを頼りに自宅ガレージで作り始めたワインは、いつしか彼の本業となりました。
ワインダイヤモンズのスタッフが彼と初めて会ったのはバルセロナのワインバーだったのですが、当時彼は高校のパートタイム英語教師として生計を立てながらワイン作りをしていたんですね。
文字通り、ワイン作りは趣味だった訳です。
一緒に食事をしている最中に、彼の携帯が鳴り、数十秒で会話を終えた彼は満面の笑みで「教師の仕事解雇されたからワイン作り頑張らなきゃ」と一言。
彼の人間性と、そのワインが見せる性格が余りに一致していると感じた我々はその場で彼との契約を決めたのでした。
「君は酸化防止剤として二酸化硫⻩を平均どれくらい使用してるの︖」という我々の質問に対して
「え︖そんな便利なものが世の中に存在するの︖知らなかったから使った事一度も無いよ」と答えた彼。
ワインのみならず人間自体がプリミティヴでピュアな魅力溢れております。
(インポーター様資料より)