醸造方法
Melbourne【メルボルン】からYarra Valley【ヤラ ヴァレー】へと入る、西側に位置するWandin【ワンジン】。
この結婚式場も備える広大な公園内に、2019年からオーガニックでJamsheedが管理する畑があります。
それがこの畑。
青石がごろごろ転がるユニークな土壌があり、今Garyが最も熱を入れて取り組んでいる、ワイナリーから最もアクセスの良い畑です。
古大樽での全房発酵。
ワイン情報
レモンマートルとローズマリーの香りがとてもフレグラントで、同時にバランスの取れた凝縮感と綺麗なタンニンがあります。
肉の様な野趣溢れるSyrahの典型性とは違った魅力があり、レッドフルーツの果実味に華やぐ様なハーブとスパイスのアロマが素晴らしい仕上がり。
生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)
ジャムシードはペルシャ神話に登場する伝説上の王であり、インド神話の閻魔に相当する人物です。
グラスを通して王国の全てを見渡す事が出来たと言われており、ワインが誕生する逸話に深く関わった事でも良く知られています。
オーナー兼ワインメーカーであるギャリー・ミルズは一昔前からオーストラリアワインに冠されるカンガルーやコカトゥー(オウム)と言った名前に辟易としており、国際的に通じる名前を自分のワインへ着ける事を昔から考えていました。
ギャリーの経歴は変化と起伏に富んでいます。
若き日に村田製作所の実業団に所属し、島根県に住んでいた彼は広島カープのプロテストを受ける程の逸材でしたが肩の故障により英会話の教師となりました。
オーストラリアへ帰国後、故郷マガレット・リヴァーでのビンテージ参加、ここから急転直下で彼のキャリアは変化していきます。
日本語堪能なギャリーを見込んで、カリフォルニア ナパにあるリッジからワイナリーでの仕事が舞い込んだのです。
5週間の滞在予定でリッジへと飛んだギャリー。
しかしリッジのポール・ドレイパーは彼の鋭敏な味覚と醸造センスを感じ取り様々な仕事をギャリーに課す事になりました。
結果として2年半リッジ・ヴィンヤードでワインメーカーとして研鑽を積み、果たして彼が愛するワインを自身の手で作るべくオーストラリアへと舞い戻ったわけです。
ギャリーのワインは彼が心から愛するブドウ品種シラーとリースリングを基本としています。
そのスタイルは繊細にして優美。
今やニューヨークタイムズ紙が、オーストラリア最良の生産者として特集する程に世界から注目される存在になりました。
ギャリー・ミルズはオーストラリアの次世代を担うバンディエラとして、その優しく澄み切った視線を未来を見据えています。
(インポーター様資料より)