醸造方法
ミュラー・トゥルガウは除梗し、3日間スキンコンタクトで発酵。プレスし、600Lサイズの木樽で発酵が終わり、澱と一緒に10カ月間熟成。
生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)
1.経歴
私達(フェリクス・シェアラーとミヒャエル・ツィマー)は一緒にワイン醸造家とし日々勉強をし、さらに同じワイナリーで一緒に働いています。
ヴァイングート・シェラー&ツィマーはバート・クロツィンゲンで2011年に私達二人により設立されました。
フェリックスの出身地はバート・クロツィンゲンのシェラーホフで、家族がアスバラガス農園を営んでおり、ぶどうの樹も所有しておりました。
ミヒャエルはベルリンで育ちました。
二人ともカイザーシュトゥール地区のBlankenhornsberg state wineryで見習いとして働き、その後、一緒にガイゼンハイムで勉強をしました。
その後、フェリックスは南バーデンで、ミヒャエルはニュージーランドでワイン醸造家として別々の場所で勉強をしました。
1年後、二人でワイナリーを持つことになりました。
16歳でワイン醸造家としての見習いとなり、24歳でワイナリーを持つことになりました。
2.歴史
私たちは2011年に協同組合に参加しているフェリックスの両親から小さな区画の畑から引き継ぎ、そこから始めました。
それまでは、そこの農場で生産されていたぶどうは協同組合にのみ納められておりました。
私達は3代目となりますが、自分自身のワインを造るのは初代となります。
ピノノワールが最も重要なぶどう品種で、それに続き、シャスラ、ピノブラン、ピノグリ、ミュラー・トゥルガウとなります。
さらにマスカット、ソーヴィニヨン・ブランもあります。
2013年からぶどうの樹はオーガニック農法になり(Ecovinの認証)、2020年からはすべてのぶどうはデメターの認証を受けています。
すべて自然発酵で、マロラクティック発酵を行い、ノンフィルターです。
3.ラベル
私達のラベルはベルリンの熊(ベルリンのシンボル)とバーデンのグリフィン(バーデンのシンボル)を表しています。
私たちの街の紋章の動物です。(ミヒャエルはベルリン出身、フェリックスはバーデン出身)
現在私たちは、近所に住んでいるベルリン出身の友人と密接に協力してラベルをデザインしています。
常にラベル作成に取り組んでおり、年々わずかに変化しています。
前回からすべてブルゴーニュタイプのボトルにすべて変更したため、この新しいボトルに合わせるため、若干のラベルのデザイン調整を行いました。
4.目指すスタイル
私たちのスタイルはもちろん個性的で、長期保存可能なワインを生産する必要があります。
自然なワイン造りと極力介入をしないことに焦点を当てています。
ブルゴーニュとシャスラのぶどうに焦点を当てていますが、今後数年でソーヴィニヨン・ブランも拡大する予定です。
私たちの地域に、2つ素晴らしいと思うワイナリーがあります。とても仲の良いワイナリーでもあります。
Weingut SchneiderとWeingut Wasenhausです。あとはAndy Weigandか、Matassaもとても良いと思います。
5.こだわり
私達のすべてのワインはバイオダイナミック農法、手積みで収穫、自然発酵、ノンフィルターでボトリングです。
ぶどう畑に活力のある生態系を作り、植物を生き生きとさせようとしています。
生きた動植物がいる重要な生態系を作りたいと思っています。
市販されている肥料は使用しませんが、私達が造る堆肥と友人の馬の農場からの馬糞のみを使用しています。
2020年や2022年のような乾燥した年でも、ぶどうの樹がその状況の中でも対応できるようにしています。
灌漑をしませんが、長期的にぶどうの活力を高めるために深い根の成長を促します。
セラーでは、介入を少なくすることを重視しています。
品質はぶどうによって決まります。完全に健康なぶどうであれば、清澄剤を使用する必要はありません。
私たちのワインの多くは古木樽で熟成され、少なくとも、10か月間は澱と一緒に熟成します。一部のワインは18~24か月間熟成されます。
ろ過を必要としない安定したワインを作るために、すべてのワインは発酵が完全に終了させ、マロラクティック発酵を完了することも重要です。
除梗するか、丸ごと圧搾するか、皮ごと発酵させるかはヴィンテージによって異なります。
ただし、暑い年には通常、酸味を出すために白ぶどうに全房プレスを使用します。
ピノ・ノワールでは、伝統的なマセレーション発酵に頼ります。
6.将来
将来的には、バイオダイナミック農法をさらに深め、農場をより多様なものにしたいと考えています。
2020年以来、すべてのぶどうの樹はバイオダイナミック認証を受けております。
その他にも、アスパラガス、スペルト小麦、ジャガイモ、ヒマワリ、ヘンプ、りんごの果樹園、が植えられている広い菜園も同様にバイオダイナミックです。
これは将来的にも継続され、私たちの農場にさらなる多様性をもたらします。
おそらく数頭の羊が追加されるでしょう。
さらに、農場のスペースが少し手狭になってきているため、現在新しいワイナリーの建物を建設中です。
ここでは、地下室にコンクリートを使用し、上の階はすべてシュヴァルツヴァルト産の木材で作られています。
地下室の天井の梁は、隣の村から私達自身で伐採した樫の木です。
ここでは、地域性と持続可能性にも焦点を当てています。
(インポーター様資料より)