Ravala Blanc / ラヴァラ・ブラン 2020

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醸造方法

グランクリュ”シュロスベルク”とその周辺を含むキンツハイム村のぶどう、花崗岩土壌。
木製垂直式圧搾機でプレスし古樽発酵したワインに、除梗し醸した20%のミュスカを加え、11か月澱と共に樽熟、手で瓶詰め。

ワイン情報

淡いオレンジ色。
白桃や黄桃に、ほんのりバニラっぽい香りやミントっぽさが漂うとても複雑な香り。
口に含むと果実味が溢れ出し、時間と共にドンドン味わいに深みと旨味が増幅してくる。

生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)

アルザスでワイン造りを始める若手生産者には、2つのタイプがいる。
1つは栽培農家出身で親の畑を引き継ぎナチュールを造り始めるパターン。
もう1つは、栽培農家ではなくワインが好きでゼロから始めるパターンだ。
エミリアンは後者。しかし、彼のワイン造りは困難を極めた。
何のバックボーンもなく、信用もないエミリアンにぶどう畑を託してくれる人は簡単には表れなかったからだ。
エミリアンはブザンソン出身の元ソムリエで、ガストロノミックなレストランで働いていた際、2013年にヴァン・ナチュールと出会った。
2017年、彼は1年の半分をワイン学校で、半分は生産者、ドメーヌ・ローラン・バルトで働いた。
アルザスでは畑を見つけるのはとても困難で、あったとしてもかなりの高額。
よって、買いぶどうを手作業で、化学的な介入はせず、全くの自然な手法でワインを造る、ミクロ・ネゴスの会社を2019年に設立した。
エミリアンのワイン造りはまだ始まったばかりで、これからも幾多の困難が立ちはだかるだろうが、2022年からは自分のぶどうでワインを造る目途が立った。
そんなエミリアンは、自らの夢に向かって邁進している様に見える。
彼が自分のワインを試飲する時その眼差しの向こうには、1年間のぶどう栽培やワイン醸造で全力を尽くしてきた全てが走馬灯の様に駆け巡っているのが見て取れる。
まさに人生を掛けてワインを造っているエミリアンの1コマを見る様な想いだ。
実はエミリアンは、ワインの他にも同様の考え方、つまりすべて地元産、すべて自然な手法、培養酵母なし、バクテリア添加なし砂糖添加もなし、炭酸添加もなしで、ビールやシードル、蜂蜜酒なども造っている。
これからのエミリアンの活動に、どうぞご期待ください!

(インポーター様資料より)

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