醸造方法
総酸度:6.7g/L
総亜硫酸:16.2 ppm 遊離亜硫酸:<4.7 ppm
製造本数:1141本
ワイン情報
山形県置賜産デラウェア×クヴェヴリのオレンジワイン!
デラウェアの生産量が全国1位の山形県。
その中でも全国有数のブドウ産地として知られる置賜地区産デラウェアを醸し発酵し、クヴェヴリ(ジョージアで古くからワイン作りに用いられてきた、内側を蜜蝋でコーティングした卵型の素焼き甕)で熟成させたワインです。
21年は収穫期に長く雨が続いたこともあり、トロピカルな香りは穏やかな反面、例年よりしっかりした酸が特徴的なブドウでした。
その酸を活かして、例年よりも長めにクヴェヴリで熟成し瓶詰しています。
長めの熟成でやや前面に現れた酸化的なニュアンスによって、熟した果実の落ち着いた艶やかさがあり、しっかりめな酸は芯が通ってスッと真っ直ぐ伸びていく。
例年の「陽」な雰囲気はヴェールに包まれて、「陰」の美味しさを感じる味わいになっています。
白ワインの温度帯では香りが立ちにくいので、温度は少し高めの 14°C~がおすすめです。
生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)
2010年、ワインショップFUJIMARUやカーヴ・デ・パピーユなどワインショップを経営する株式会社パピーユが、ボランティア数名とともにカタシモワイン&フード(通称カタシモワイナリー)より、柏原市大県(おがた)にある『堂の内畑』(マスカットベリーA)を借り受け、カタシモワイナリー内にて委託醸造を開始、『ドメーヌ・デ・パピーユ』ブランドのスタート。
2011年、耕作放棄地であった『岩崎谷畑』を大阪府の外郭団体みどり公社の斡旋で地主さんより借り受ける。
再開墾し垣根仕立てのぶどう畑(メルローなど)を造成。
2012年、高井田にてデラウェアとベリーAの畑を新たに賃借。
また、羽曳野市の飛鳥ワインにて太子町のデラウェアを委託醸造。
2013年、大阪市中心部、島の内にて醸造所を設立。
自社畑産ブドウのほか大阪や日本各地から買いブドウを仕入れて醸造しています。
日本でも類を見ない都市型ワイナリー『島之内フジマル醸造所』です。
2013年以降はすべて島之内フジマル醸造所にて醸造。
そして2015年8月には東京・清澄白河にフジマル醸造所をオープン。
こちらではおもに東日本のブドウ栽培農家さんから原料葡萄をわけてもらって醸造しています。
ぶどう造り:
約2haの自社管理畑のブドウから造ったワインは「キュベパピーユ・シリーズ」としてリリースしています。
その他に日本各地から質の良いブドウを仕入れ醸造を行っています。
自社管理畑ではボルドー液以外は年に2~3回ほどの防除のみと減農薬を心がけ、農作業はすべて手作業で注意深く行いました。
収穫されたブドウは選果、粒よりし健全な粒のみを使用。ワインをお飲みになるお客様の顔を想像しながら、スタッフとボランティアの方々とで力をあわせワインを造りました。
本当にたくさんの人に手伝っていただいたおかげで私たちのワインは出来上がっています。
(ワイナリー様資料より)