醸造方法
土壌:ヴィーニョ・ヴェルデの中でも内陸部に位置するセロリコ・デ・バスト地区にあり、標高350m、南西向きの花崗岩土壌。海風の影響をほとんど受けない。
暑く乾燥した夏と、寒く雨の多い冬が、ワインを特別なものにする。
手摘み収穫、除梗を行う。
美しいバラ色で、エレガントで繊細なワインを得るために、マセラシオン等を行なわない。
マストは重力によってタンクへ運ばれる。長い発酵を行い、瓶詰めして終了。
亜硫酸塩を添加せず、ノンフィルター。
ワイン情報
忘れ去られたラボ・デ・アーニョという品種から造られたワイン。
イチゴ、ラズベリー、ブルーベリー、バナナ等の一次発酵のアロマ。
口の中に赤い果実と野生の果実、ソフトで力強い泡がある。
フレッシュでダイレクトな酸味。
生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)
ヴィーニョ・ヴェルデは白ワインの産地として今ではすっかり定着したが、アフォンソ3世がモンサンの村に寄贈したいくつかの文献によると、14~16世紀にヴィーニョ・ヴェルデのモンサンからイギリスへ出荷されていた赤ワインが、”ブルゴーニュワインの代替品として実に素晴らしいワインだ”と明確に示している。
それに気付いたワインプロデューサーであるコンスタンティーノ・ラモスは、このヴィーニョ・ヴェルデでの赤ワインの伝統を復活させるというアイデアに密かに着手することにし、樹齢70年のブドウ園を利用し、軽やかな色、フレッシュでいてインパクトのある酸味、非常にエレガントで、低アルコールのワインを生み出した。
そして、コンスタンティーノは、ここヴィーニョ・ヴェルデで活躍するアルヴァリーニョの父と慕われるワインプロデューサー、アンセルモ・メンデスのワインメーカーであり「右腕」としても活躍している。
ブドウ園はポルトガル北部のモンサン市の最上部にあるリバデモウロとタンジルにあり、 ワインへの人為的介入は最小限に抑え、手作業でラベルと番号を付けたクラフトワイン。
5年前から始まったプロジェクト”TURRA”は、セロリコ・デ・バスト地区でヴィーニョヴェルデのフレッシュさを思う存分楽しめるワインを生み出している。
今年は、ポルトガルに数いる醸造家の中から素晴らしいワインを造る醸造家に贈られるエノロジスト・オブ・ザ・イヤーにも選ばれた。
これから益々目が離せないワインメーカーである。
(インポーター様資料より)