Le Jardin La-Haut / ル・ジャルダン・ラ・オー 2019

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醸造方法

グラン・クリュ「アイヒベルグ」の真下、南東向き斜面、樽熟成

ワイン情報

旧名:アルテンガルテン。
明るいレモンイエロー、グレープフルーツ、アプリコット、ライチのアロマと風味、ほんのり枝豆要素、すっきりしたした果実味、伸びるミネラル感、きれいな酸味、梅、すもも、夏の暑さを癒してくれる1本!

生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)

コルマールの近くの村、エギスハイムで何代にも渡り家族経営されてきたドメーヌ。
現当主ユベール・オシェールの祖祖父の代は、ブドウを栽培し、ワイン造りも行っていました。
そして当時の多くの農家と同様に、穀物作りや家畜を育てる複合農業を営んでいました。
農場を引き継いだ祖父セレストは、第二次世界大戦の後、ワイン販売が困難になったためワイン造りをあきらめ、栽培したブドウを協同組合に出荷するようになりました。
父、ベルナールの代に蔵は大きくなり、1984年にユベールが、その2年後には弟が父を手伝うようになりました。
協同組合での経営は順調でしたが、ユベールは、丹念に育てたブドウがその良さを表現することなくワインになってしまうことに欲求不満を感じだしました。
「何か違う」「自分が育てたブドウでワインをつくってみたい」この願望がいよいよ強くなって、1999年に自然派ワインの蔵元から専門知識を教わり、自分たちが思い描くワイン造りを確信しました。
そして2000年に、ついに妻のエイディと組合を離れて自社で醸造からビン詰めまですることを決断したのです。
しかしユベールの弟は協同組合に残ることを選んだため、この蔵は2つに分割されました。
ユベール夫妻は4haの畑を引き継ぎましたが、農機具が全くなくなってしまいました。
二人はこのハンデを契機にして、テロワールを尊重したブドウ栽培をするために化学物質を一切使わない農業を選択し、手作業によるブドウ栽培を始めました。
それは祖父の時代には当たり前の農業でしたが、近代化された現代では“奇妙な”方法だと思われています。
「生きた土作り」をするには、馬で耕す方が良いと思い、請負業者に頼んでいましたが、定期的な耕作ができない不便さがありました。
そこで土を固めないようにと小型の耕運機を購入して4年ほど過ぎたころ、やっと一頭の馬(スキッピー)を入手することができました。
それ以来、自分たちで馬と一緒に耕作しています。
2000年に実家のすぐ隣にある建物を購入して、ワイン醸造所と熟成庫として手を加え、初ヴィンテージを仕込みました。
テクニックとしての「醸造技術」は複雑で不自然ということで、昔ながらのワイン造りを目指しました。
ブドウを手摘みして、ゆっくりと圧搾した後、天然酵母による発酵に移ります。
その後は細かな澱と一緒に、ワイン自体のリズムを尊重した熟成を行うというものです。
しかしワインを造っても誰が買ってくれるのか?顧客を全く持っていない状況で、ワイナリーを興すことはとてつもなく大きな不安がありました。
それを乗り越えられたのは、いくつか理由があります。
祖父セレストのカーヴに入る機会があったこと。
使われなくなった圧搾機や発酵槽などを目の前にして感動。
ワインを試飲して、それができた背景を思いめぐらせることに強い興味があったこと。
一番大きな理由は、父や弟と共に「いつか自分たちのワインを造りたい」と話していたこと。
結局この夢は違う形で実現することに。
そしてエイディが収穫のアルバイトに来て出会ったこと。
彼女は蔵に残って結婚し、2年後に協同組合から独立しました。

〈栽培・醸造〉
完成したワインの品質は、原料となるブドウの品質が大きく影響します。
優れたワインを造るには品質の高いぶどうを得ることができるか?酸味と糖分、タンニン成分がバランスよく成熟するまで待つことができるのか?という点が大事です。
そのためには収穫量をコントロールしなければなりません。
アルザス地方では1ha当たり80hlの収量まで認められていますが、収量が多いと残念ながら品質は落ちてしまいます。
オシェールでは単位面積の収量を30~50hlまで抑えることによって、香味が豊かでエキス分がしっかりとしたブドウが育ちます。
醸造は少量のSO2を使う以外は、醸造テクニックを使わない。
19世紀に使われていた手動の垂直型木製圧搾機を使いゆっくりと丁寧な圧搾をして、コロイド状の物質が混ざらない澄んだ果汁を得るようにしています。
子供たちに自由に描かせた個性的なラベルとミネラル感、エキス溢れるワイン!
(現在、ラベルの絵は長女 Tina の作品の中からセレクトされている。)

(インポーター様資料より)

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