Cerro negro / セロ・ネグロ 2020

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醸造方法

土壌:石灰岩、砂質ローム
標高:980m
樹齢:20年
総酸:4.0 g/L 残糖:0.2 g/L

9月下旬に手摘みで収穫。
葡萄を2回選択し、70%は除梗して、セミ・マセラシオン・カルボニック、30%は、全房にてカルボニック・マセラシオンを実施。
そのあと、軽くプレスし15日間皮と共に自然発酵。
発酵中、葡萄は毎日足で踏み鳴らし柔らかく抽出。
70%アンフォラとクリスタル容器、30%をステンレスタンクにて10か月熟成。
2021年5月にブレンドしステンレスタンクにて少し寝かせてボトリング。
無清澄、無濾過、極少量の硫黄のみ使用。

ワイン情報

セロ・ネグロの畑は、メンシアの単一畑となり、その葡萄畑は、”cerro negro”という名前の山の麓にあるエリアになる為、そこから名前を付けられました。

淡いルビー色。
ブルーベリー、野イチゴ、ラベンダー。
カシスなどのフルーティーなアロマ。
野イチゴやブルーベリーなどのフレッシュな果実とジューシーさ。
丸みのあるライトボディですが、ボリュームのある果実味と柔らかなタンニン。
まろやかで心地よく飲める赤ワインです。

生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)

スペイン東部、バレンシア州の内部の山脈地域にあるバルドーバー村には、1950年代、土着品種であるメルセゲラを主要品種として、いくつかの協同組合がワイン造りを行っていました。
約30年前、協同組合がワインの販売に問題を抱え、大企業が参入。
葡萄の木ではなく、アーモンドや他の作物が植えられ、それは大きな被害となり、長い間電気や水道も通らない時間が過ぎました。
2016年にこの土地を訪れたジョルディ・アウノーとニト・アレグレは、幾つかまだ生きている畑を発見し、この土地の土壌、標高、気候、土着葡萄など、この環境でのワイン造りの可能性に夢を持ち、高山地での葡萄畑の回復とこの地域でのコミュニティの再建を目的として動き出します。
ジョルディはバレンシア工科大学の農業技術エンジニアであり、ワイン学の学士号を取得。
その後、イタリアに渡り、モリーゼ州、トスカーナ州にて修行後、2015年スペインに戻り、プリオラートやモンサンにて収穫について学びました。
2016年にバルドーバー村に戻り、彼らがまず取り組んだことは、10年以上使用されていない山小屋の改修を行い、古い葡萄畑を有機栽培に変えることでした。
ここからバルドーバー923の歴史がスタートします。
バルドーバーは村の名前、923は標高の高さを表しています。

彼らは、月のサイクルに従い、農薬や化学合成肥料を使用せず、硫黄の粉末とスギナの調剤を使用し、株の修復を常に手作業で行います。
また、土壌の圧縮を最小限にするために、トラクターを使用しません。
畑の微生物と昆虫のバランスのとれた多様性をもたらすためにできる限り土地を耕作せず、旧暦に従ってすべての葡萄園の作業を実施しています。
ワイナリーでは、畑と同様に、最小限の人的介入が前提です。
酵母、清澄剤、酵素、栄養素、化学物質は使用せず、酸化と汚染を防ぐために少量の硫黄のみを使用し、天然酵母にて発酵しています。
ワイナリーでもワイナリーへ葡萄が入る過程から瓶詰めまでの月のサイクルを尊重し、自然のままワイン造りに取り組んでいます。
現在、彼らが所有する畑は8ヘクタール。これから修復を続け、畑を広げていく方向で進められています。
ワイナリーは星を見る環境に適した場所で、星明かり保護区内にあります。
ここは、汚染が殆どなく、空気が非常に純粋に澄んでおり、天体観測や星を楽しむツアーが組まれる場所です。
星が近い環境と月のサイクルをワイン造りに反映しているため、ワインボトルが空に向かっているロゴを使用しています。
また、ワインのエチケットの黒い円形は、望遠鏡を通して空を見ているイメージのデザインを使用しています。

■気候、環境、土壌
バルドーバー村は、標高900mから1200mと高山地域にあります。
春夏秋には昼と夜の温度差が30℃以上あり、冬は一日中0℃が何か月も続く中、昼間20℃ぐらいに気温が達することもある非常に極端な環境です。
雨量も年間400㎜以下で非常に乾燥した地域となります。
この地域で主要品種であるメルセゲラは、非常に分厚い皮を持ち、乾燥、風、温度変化、菌病などの厳しい条件の耐性を持っています。
また土壌は堆積した白亜質土壌で、石灰質の巻貝の化石などが見つかり、塩分やミネラルをワイン造りに反映させています。

(インポーター様資料より)

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