Carte Blanche Rouge / カルト・ブランシュ ルージュ 2021
醸造方法
全て自然醗酵、少量の酸化防止剤を除き添加物不使用およびノンフィルター。
クロージャー:コルク(VINC+)
ワイン情報
「カルト・ブランシュ」は前年初めてリリースされたシリーズで、基本的にブドウが収穫された畑のテロワールを表現するという立場でワインを造るBKワインズのBrendon Keys / ブレンダン・キースが、例外的に一人の醸造家としての表現を前面に出すBKワインズにおいても少し特殊な立ち位置のワイン。
醸造家ブレンダンにはCarte Blanche = 白紙の地図/白紙委任状が与えられ、そのヴィンテージの出来次第でどんなワインが産まれるのかが決まるため、どんなセパージュになるのか、どんな醸造アプローチが取られるのかは彼から届くオファーを確認しなければ分かりません。
前年にリリースされていたRipassoで試していたアイデアをさらに推し進めた形となり、冷涼気候のシラーが魅せる凝縮感ある洗練した果実味とPN由来の華やかなアロマが見事に調和した、意欲的かつ醸造家ブレンダンのセンスを存分に味わえる刺激的なワインとなりました。
初リリースとなる「Carte Blanche / 白紙の地図」の赤。
ボトリングされる前のシラーにピノ・ノワールの澱とピノ・グリを加えるという醸造家ブレンダンの創造性溢れる特殊キュヴェ。
冷涼なシラーが魅せる凝縮感がありながらも上品なフルーツにまるでスミレのような香り。
ミディアム~ライトなボディだが軽い印象はなく、層のある味わいで満足感が広がる赤。
生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)
ニュージーランド生まれのBrendon Keys / ブレンダン・キースは、アルティザンなクラフトワインの造り手が集まる、今、オーストラリアのみならず世界で一番ホットな産地、南オーストラリアのバスケットレンジで、その名声の一翼を担うに値する作品を産み出しています。
NZのギズボーンでワインメーカーとしての歩みを始めたブレンダンは、カリフォルニアに移り、オーパス・ワンの醸造ヘッドを務めていたポール・ホブスの元でスキルを磨きます。
その後2004年にはポールに乞われアルゼンチンのヴィーニャ コボスの設立に参加しています。
しかしポールを尊敬しながらもブレンダンは、JuraやAlsace, Burgundyのナチュラルでありながらモダンなスタイルのワインに傾倒していき、2007年、ついに自らの夢を果たすべく小さなワイナリーをアデレードヒルズの森の中に興しました。
ブレンダンの目指すスタイルはナチュラルですが決して懐古的ではなく、アヴァンギャルドとさえ呼べるものです。
野生酵母での醗酵や亜硫酸の最小限の使用(ペティアンはサンスフル)は当然のことですが、オフフレーバーはワインメーカーの矜持として許しません。
したがって出来上がるワイン、例えばSkin& Bones Whiteなどは25日間のスキンコンタクトをしながらもオフフレーバーの欠片もない美しさに仕上がっています。
2014年秋、ブレンダンはLe Grappin(Andrew Nielson)とブルゴーニュでコラボしたガメイを醸造しました(Les Deux Fous)。
醸造に立ち会ったChanterivesの栗山さんは
「ブレンダンのプロフェッショナルな仕事ぶりには学ぶところが大きいです。
SO2を最小限に抑えても破綻の無い作りで、あの品質を保てるのですから凄いです。」
と、彼のスキルを絶賛しています。
(インポーター様資料より)
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