Rayos Uva / ライヨス・ウヴァ 2019

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醸造方法

3週間の醸し語、ステンレスタンクで10ヶ月で発酵・熟成
軽く濾過・軽く清澄
SO2はマロラクティック発酵後:少量 瓶詰め時:少量 トータル:71mg/L

ワイン情報

19年は暑く乾燥した年で収量にも恵まれ、ここ10年で最も素晴らしいミレジムです。
ガルナッチャ、テンプラリーニョ、グラシアーノをステンレスタンクのみで10ヶ月発酵・熟成しました。

濃い紫ガーネット色、しっかいとした粘性、プルーンやカシス、火打石、香ばしいスモークのアロマ、果実味豊かでジャミ―なニュアンスとミディアムフルなタンニンと渋味、アフターにはカシス香が漂います。

生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)

今となっては幻のDomaine de la Combeの最初の醸造責任者、あのオリヴィエの事は皆様の記憶に新しいはず。
1978年3月7日パリ郊外のPaissy生まれ。
ワイン造りに興味があり、それも最初からビオディナミに興味があったと明確な目的を持っておりました。
1998年から2000年までボルドー・リボンヌでワインの醸造を学び、研修先はボルドーのビオディナミの実践者、Cote de Marmandeを選びました。
学校の卒業試験に受かる為、不本意な答えを書かなくてはならなかったと言い張る彼、ちょうど1996年にボルドーで学んでいた私と同じ問題を抱えている、とても素直なまっすぐな人柄なんだなと思いました。
ボルドーの後に目指したのはやはりブルゴーニュ、ピノノワールやシャルドネの単一品種に興味があったからとの事。
そこで就職先に選んだのは、やはりビオディナミといえば天下のLEROY。しかしそこはたった1年で辞めることになりました。
其の当時で畑だけで16名のスタッフ、醸造所には10名のスタッフが常駐、非常に理想的だったにも関わらず、です。
何故ならそれはBourgogneでChassorneyのワインに出会ったからです。
彼のワインを試飲し、あまりに感動しその足でDomaineを訪問、すぐさま働きたい意思を申し出たのは言うまでもありません。
2001年の8月の事でした。それから1年間Cossard氏と一緒に働き、そして直ぐにDomaine de la Combeの立ち上げスタッフとして派遣されたのです。
そしてDomaine de la Combeを2年勤め、前からの夢、独立を目指して南仏へと旅立ちました。
それから先はもう説明するまでもありません。
Ponseの醸造を手掛け、まだスペインでは珍しいBIOワインを誕生させ、現地に新風を巻き起こし、そして2006年いよいよ自分100%の力で独立しました。
彼の選んだDOCは何と天下のRIOJAです。リオハは大きく3つの土壌に分けられます。
その最上流、リオハ・アルタに位置する樹齢の古い畑1.5haと御縁がありました。
通常この場所は土壌のPHが高く、酸が少なく重たいタイプのワインに仕上がりますが、彼の選んだ畑は標高600m、土壌もPHが3.10と理想的な為、酸のしっかりした葡萄が誕生するのです。
この地は冬はしっかり寒く、雪も降り、夏は太陽がサンサンと照り輝き、1年中1日の寒暖の差が非常に激しいのです。
その地で樹齢50年以上の葡萄から低収量で収穫された葡萄を、何と彼は1つ1つの土壌の個性を重要視する為、大きな発酵タンクで仕込みをしないで、小樽を利用して発酵をさせました。
これだけ収穫日や畑による違いにこだわる生産者もいないのではないでしょうか?
この1つ1つの樽からワインを試飲するとまだ発酵が始まったばかりなのに、1つ1つはっきりとした個性があるのです。本当に面白いものです。
グルナッシュやテンプラニーリョといった品種を次々試飲しますが、驚いた事にどれも素晴らしく果実香が印象的なのです。
まず、皆さん飲んでみてください。(新井順子)

(インポーター様資料より)

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