Cremant “Chat Noir”, AOC Cremant d’Alsace / クレマン シャ・ノワール NV(2019)
醸造方法
潜在アルコール度数12.5度で収穫。即圧搾後ステンレスタンクで発酵。
翌年の収穫時期に瓶詰めし、12ヶ月間瓶内2次発酵実施。
瓶詰め時には砂糖も酵母も添加せず、2020年のマスト(ぶどう果汁)を15%加え、その果汁に含まれている糖分と野生酵母による自然な働きで瓶内にて2次発酵を行った。
デゴルジュマン時にもリキュールなど一切添加せず、フィルターにもSO2添加も一切せず瓶詰め。
更に18ヶ月という長期に渡り生産者のセラーでゆっくりと熟成後、ようやく出荷開始となった。
ワイン情報
前ヴィンテージでは品種ごとに別のキュヴェだったが、2019はアッサンブラージュの上級キュヴェとなった。
淡いイエローの色調、長期に渡る瓶内2次発酵&瓶熟を行っている為、きめ細かい泡立ち。
柑橘系の果実香に乳酸的旨味を感じさせる風味ありとてもエレガント。
フレッシュな口当たりで、酸も豊か。ピノに由来する赤果実風味も感じられ、深みある味わい。
シャルドネとピノ・ノワールのブレンドによるクレマンゆえ、品種名を繋ぎ合わせ、”シャ・ノワール”(黒猫)と命名し、ラベルに黒猫のイラストをあしらった。
生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)
ストラスブールとコルマールの丁度中程に位置するミッテルベルグハイム村に所在する、ドメーヌ・アンドレ・ロレールの現在のオーナー醸造家アンドレは8代目で、そのお父さんは1960年代からすでに雑草とぶどうの樹とが共生した栽培を始め、1980年代には化学殺虫剤の使用もやめ、2001年にはアンドレが公式にもAB認定ビオ栽培とした。
また、2016年からはビオディナミによるぶどう栽培を始めている。
アンドレは、純粋さと精緻さを兼ね備えたとても優れたワインを生み出しているだが、特筆すべきはアンドレの息子ルードヴィックの存在!
ルードヴィックはアンドレが受け継ぎ発展させたテロワールがしっかりと詰まったぶどうから、自然な醸造方法により純粋さがそのまま表現された、とても体に優しい味わいのワインを造りだしたのだ!
今回ご紹介するワインは、息子のルードヴィックがSO2の使用を極力抑え醸造した、生き生きとした美味しさに満ち溢れた味わいだ。
(インポーター様資料より)
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