SIN Ull de Llebre / シン・ウイ・ダ・リェブレ 2020

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醸造方法

9月上旬に収穫
一部除梗し、ルモンタージュしながら、ステンレスタンクで2日間醸し、フリーランジュースのみを50hlのステンレスタンクで24日間発酵(マロラクティック発酵あり)
そのまま10ヶ月間シュールリー熟成
軽く濾過・無清澄/瓶詰め:2021年8月
SO2無添加 トータル:22mg/L

ワイン情報

畑のスペシャリストと醸造家がタッグを組むプロジェクトSINは認証取得に捉われりることなく、ビオでブドウを育て中身と結果に拘り続けています。
テンプラニーリョを一部除梗しステンレスタンクで24日間発酵し10ヶ月熟成しました。
鮮やかなガーネット色、プルーンや摘みたてカシスの香り、果実味はまだ控えめな印象ですが中程度のタンニンとしっかりとした酸がアクセントとなっています。

生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)

SINプロジェクトはカタルーニャ地方ペネデスの土地で素晴らしいオーガニック栽培のグロワーであるアレックス・ライオスと、一切の添加物を使用しない醸造でかつテロワールをしっかりと表現した素晴らしいワインを造るアモス・バネレスによる新しいプロジェクトです。
アレックスはこの地で代々続く大きなカヴァの生産者で、ファミリーは膨大な土地をペネデスに持っていてカヴァを造っていました。
現在も8つほど自分のブランドを別で持っております。
SINプロジェクトのワイン3種類は、すべてアレックスが所有しているビオの畑で育てたブドウからできています。
アモスのファミリーもペネデスに土地を持っていて、アモスは若い頃は違う仕事をしていたのですが、やはり自分の土地に戻り自然の産物を造り出したいとの思いで、2011年から家族の持っていた古い5haの畑を引き継ぎました。
今でもアモスの畑は5ha弱、別ブランドとしてワインをつくっています。
SINプロジェクトの醸造家がこのアモスです。
オーガニックでかつ酸化防止剤ゼロのワインを造りたいと思っていたこの土地の大地主のアレックスと、ビオディナミで全て手作業でワインを造り始めたアモス。
自分たちの土地でその共通の思いから二人が手を組み2018年からスタートさせたのがこのSINプロジェクトです。
(注:アレックスとアモスの二人は2015年からEls VInyrons(エルス・ヴィニェロンス)という別ブランドでもコンビでワインをつくっており、そちらはワインダイヤモンズさんが輸入されています。)
ブドウはアレックスの家族が所有するカヴァの広大な土地で全てオーガニック栽培をされ、醸造もアルティザンワインを造りたいと思っていたアレックス家の醸造所で行われます。
醸造はアモスによるもっと幅広いレンジのワインを造りたいと思っていたインスピレーションとアーティスティックな部分が反映されています。
彼らのワインの美しい特徴は、飲み易く品種の特徴を表現しつつ、直球な味わい、ピュアなフルーツが十分に感じられる所で、ペネデスの他のワインとの違いを見せ付けています。
SINの意味はスペイン語で、“それ以外ない” “無し”と言う意味です。 
化学肥料無し、品種もブレンドなしの1品種、醸造は手を加えること無し、添加物無し、酸化防止剤ゼロ。
2018年はこのプロジェクトの初ヴィンテージでありながらも、通常の2倍近い雨量に見舞われたやや難しい年でした。
おかげでこのプロジェクトのより軽くて、軽快でフレンチっぽいベジタルなワインを造りたいと思っていた彼らの目標により近づけたのかも知れません。
SINプロジェクトはよりシンプルに土地と品種の個性を表したワインだと思います。
広く清潔なセラーと広大で素晴らしい畑をもつアレックスと、ナチュラルワインの醸造のトップのアモスが手を組むことで、エントリーレベルのナチュラルワインとして素晴らしいクオリティと個性、手に取りやすい価格帯を表現しています。
アレックス一人でもアモス一人でもできなかった事です。
1+1=2に留まる事なく、その可能性はまだまだ大きくなっていきそうです。

(インポーター様資料より)

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