Negratenera / ネグラテネラ 2019

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ワイン情報

赤ワインと見間違えるような、濃いビビッドカラーです。
ベリー以外の香りでは、僅かにペッパーやクミンなどのスパイス香が感じられます。
ジューシーな酸が下支えになっており、味わいはしっかりと濃く、落ち着きのある大人の辛口ロゼです。
アフターに塩味も感じます。
スクリューキャップ仕様なのでワインオープナーは不要です。
そんな手軽さからアウトドアにもおすすめです。

《おすすめの料理》
オイルサーディンを使ったサラダやパスタ、牛肉や鮪のカルパッチョ、春雨サラダ、南蛮漬け、水炊き、餃子、冷しゃぶポン酢、チキンのグリル。
酸が豊かで辛口なので、どんな料理とも合わせやすいです。
ZAROのイチオシはスズキのカルパッチョや甘海老、帆立、シーバスなど。
イゾラ近海でも良く食べられる魚貝です。

生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)

ZAROは1348年からスロヴェニア西部のイストラ地区でワインを造り続けている、700年の歴史を誇るこの地区最古のワイナリーです。
当初は2haのオリーブオイル畑からはじめて、今やぶどう畑とオリーブ畑を合わせて20ha所有しています。
0.5ha以下の小規模な生産者が多いスロヴェニアでは、20haは広大ですが、家族で切盛りをしています。

先祖から受け継いだ伝統と畑を耕作し、ぶどう栽培と醸造において世界の流行以前に、より良いワイン造りを求めて、現代的なアプローチでアップデート&アップグレードしてきました。
1991年に旧ユーゴスラビアから独立を果たし、社会主義国家時代は生産者の元詰めが禁止されていたので、1994年より栽培からボトリングまでを一貫して行う事になりました。
2015年より世代交代し、現在は3代目当主のマテーシュとその父親でワイン造りに精を出しています。

ZAROの畑には色とりどりのお花畑が広がります。
カバークロップは表土を守り、水分を保ちます。雑草だけでなく、貝殻なども見かけます。
PH7~7.2の中性の土壌で、海岸から1㎞程度しか離れていないので、かつてこの一帯は海の底でした。
そのため土壌にはミネラルが豊富で、それはワインにも影響を及ぼしています。
80%の畑が35~45°の丘の傾斜中腹に広がり、全て南向きに面しているので、1日中(10時間/日以上)長く太陽を浴びる事ができ、十分な日照量が確保できます。
海風が吹き付けるので湿気は低く、ぶどうはカビなどの病気からも守られます。

ZAROは各々の目指すワインのスタイルによって、ぶどうの房数や葉の枚数をコントロールしています。
また、畑の区画、収穫のタイミング、選果基準を変えています。
例えば同じ品種のレフォスコでもフレッシュなロゼワイン用には、酸味がピークの9月上旬の収穫し病気や未熟粒のみ取り除きます。
上級キュヴェの赤ワイン用には、糖度が最高になるまで待ち、水分が凝縮されて果皮にシワがよるぐらいになるまで遅摘みします。
果汁は糖度計で30度あります。とても甘いのですが、この品種は酸が豊かなので、実に良いバランスです。
「ワインの全てはぶどうからはじまる」と信じています。

どんな理由があって自然派ワインを造っているのか質問しました。
ワインを哲学する際、好きが根底にある事が大切だとマテーシュは語ります。
食品に厳しいスロヴェニアは、オーガニック産業の先進国です。
自然に沿ってぶどうを育て、ワインを造る事が重要だと言いました。
オーガニックがどうやら好きのようです。

マルバジアはイタリア、クロアチアでもメジャーな品種です。
プリモルスカ地方では5位、イストラ地区では2位の栽培面積を誇ります。
ステンレスタンクで90日間、滓の上に寝かせて造っています(シュールリー)。
滓の旨味が加味し、より骨格が形成されワインとしても安定します。
フレッシュな辛口ワインなので前菜~食中まで楽しめます。

(インポーター様資料より)

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