Farmer’s Merlot City Farm / ファーマーズ・メルロー シティファーム 2020

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醸造方法

発酵の際、加温はせずに自然体の活動を見守りますが、この年は30度弱という高めの温度を記録。
発酵後も果皮を長めに浸漬しました。
9か月の古樽熟成を経て21年8月に瓶詰め、11月にリリースとなりました。

酸化防止剤(亜硫酸塩)含有

ワイン情報

毎年、芸術品のように美しいメルローを届けてくださるシティーファームの皆さん。
収穫を後に延ばすことは病気や雨のリスクを増やすことですが、それでも完熟こそが美味しいワインの条件、とできるだけ引っ張ってから届けてくださいます。
2020年も、この圃場に特徴的なブルーベリーの香りで高糖度、タンニンがたっぷりとした美味しいぶどうを持ち込んでくださいました。

発酵の際、加温はせずに自然体の活動を見守りますが、この年は30度弱という高めの温度を記録。
発酵後も果皮を長めに浸漬しました。
その分成分の抽出が進み、例年よりもガチっと強さのあるワインになったと思います。
9か月の古樽熟成を経て21年8月に瓶詰め、11月にリリースとなりました。

ブルーベリー、ブラックベリー、タバコ、黒コショウの香り。
アタックは柔らかくフルーティーと言えますが、ミドルにはしっかりとタンニンを感じます。
まだ若く荒々しさが残りますが、熟成を経てより甘やかで色っぽいワインになっていくことを期待しています。

敢えてヨーロッパ系品種でよいものを作っていきたいと取り組んできたシティーファームの皆さん。
その細やかな手入れと努力を、一杯のワインから感じ取っていただけたら嬉しいです。

生産本数 875本

生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)

2010年、ワインショップFUJIMARUやカーヴ・デ・パピーユなどワインショップを経営する株式会社パピーユが、ボランティア数名とともにカタシモワイン&フード(通称カタシモワイナリー)より、柏原市大県(おがた)にある『堂の内畑』(マスカットベリーA)を借り受け、カタシモワイナリー内にて委託醸造を開始、『ドメーヌ・デ・パピーユ』ブランドのスタート。

2011年、耕作放棄地であった『岩崎谷畑』を大阪府の外郭団体みどり公社の斡旋で地主さんより借り受ける。
再開墾し垣根仕立てのぶどう畑(メルローなど)を造成。

2012年、高井田にてデラウェアとベリーAの畑を新たに賃借。
また、羽曳野市の飛鳥ワインにて太子町のデラウェアを委託醸造。

2013年、大阪市中心部、島の内にて醸造所を設立。
自社畑産ブドウのほか大阪や日本各地から買いブドウを仕入れて醸造しています。
日本でも類を見ない都市型ワイナリー『島之内フジマル醸造所』です。
2013年以降はすべて島之内フジマル醸造所にて醸造。
そして2015年8月には東京・清澄白河にフジマル醸造所をオープン。
こちらではおもに東日本のブドウ栽培農家さんから原料葡萄をわけてもらって醸造しています。

ぶどう造り:
約2haの自社管理畑のブドウから造ったワインは「キュベパピーユ・シリーズ」としてリリースしています。
その他に日本各地から質の良いブドウを仕入れ醸造を行っています。
自社管理畑ではボルドー液以外は年に2~3回ほどの防除のみと減農薬を心がけ、農作業はすべて手作業で注意深く行いました。
収穫されたブドウは選果、粒よりし健全な粒のみを使用。ワインをお飲みになるお客様の顔を想像しながら、スタッフとボランティアの方々とで力をあわせワインを造りました。
本当にたくさんの人に手伝っていただいたおかげで私たちのワインは出来上がっています。

(ワイナリー様資料より)

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