醸造方法
粘土石灰岩土壌にブルペン(酸性の砂質粘土層)土壌。15年から60年樹齢。
1ヘクタールあたり3000から5000本の木とかなりの収量制限をかけた畑。
自然酵母、無農薬、無濾過。樽不使用。
亜硫酸が検出されない無添加ワイン。
糖分0.98g グラス1杯あたり糖分0.14g。
ワイン情報
リヨンコンクール2021金賞受賞。
HVE3認定の亜硫酸が検出されない驚きの自然派無添加ボルドーワイン。
1949年創業のサンテミリオンから東南18kmサントフォワラグランデにヴィノーブル・カルダレッリ社。
この地で13歳の時に出稼ぎ労働工が24歳の時に夢を叶えたシンデレラワイナリー。
ワインを醸造すると、亜硫酸が自動的に副産される分析表ではフリーSO2と言い、添加物ではない自然の亜硫酸。
しかし、このワインはそのフリーSO2量が分析表に検出不能と表記される。
添加する亜硫酸と自然発生する亜硫酸の合計のトータルSO2の分析結果も、
もちろん検出不能と記載されている亜硫酸無添加ワインでも、25mg~30mgの数値が出るもの。
無添加どころではなく、亜硫酸が検出されない別格の無添加ワイン。
このワインの名前は4代目の子孫であるクラリスが祖母ロシンから秘密の話だよと聞いた亜硫酸無添加の魔法ワインの事で、ロシンの特別な秘密そのもののワイン。
クラリスはこの秘密の話が大好きで、何度もロシンに話をおねだりしては聞いていた。
わざとらしい名前だなと思いつつワインをテイスティングすると心も体も震えあがった!!!
なんなんだこのワインは!!! 抜栓直後は全然バランスが取れていない、薄っぺらなボディすら感じたワイン。
まあこんなもんかと思いグラスのワインを高速スワリングをして僅か5分「エッ!?」重くなってる!
更に5分、果実味がどんどん増してボディがふっくらしてきた、そのふくよかさは翌日も変わらず素晴らしい果実味だった。甘みも感じる。
通常マルゴー等デキャンティングして楽しむワインは抜栓直後、固く閉じていて、
デキャンティング後やスワリングの後にどんどんアロマも開いてボディは細くエレガントになっていく。
ワインってそういうものだと思っていた。
抜栓してボディのボリウムが太くなるワインなんて体験した事が無かった、誰も無いだろう。
ロシンの秘密の話しって何だろう?
酸化防止剤無添加は世に沢山ある、クラリスだけが知っている秘密とはこの特別のワインになるだけの本当に特別な秘密の話しだったのだと推測してします。
ワインの開きと言う現象に対して、完全に真逆の、抜栓して時が遡るかのような不思議な秘密のワイン。
飲む人を驚かせ、楽しませる魔法のワイン。
極端にボディの重厚さが増してくる、怪奇且つ美味なるワイン。
飲む人の、とっておきの秘密のワインになっていくと感じた。
6℃帯でキンキンに冷やしても美味。
抜栓後、乱暴に抜栓したままでも、ロングライフで楽しめるワイン。
抜栓直後から、開き始め、数時間後、2日後、3日後と進化して行く事も楽しい。
樽の力も必要のない樽不使用。
葡萄のタンニンだけのピュアで果実味が美しいワイン。
肉料理全般、濃い味わいのソースのお料理、マグロや鰆、ぶり、のどぐろ等の脂分の多い魚料理にもマリアージュします。
生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)
幼き出稼ぎ労働工のドリームが今も生き続けるシンデレラワイナリー物語
1949年創業のサンテミリオンから東南18km サントフォワラグランデにヴィノーブル・カルダレッリ社。
1903年生まれのイタリア人ジーノ・カルダレッリは、13歳の時に家族を養う為この地サントフォアグランデの鉄鋼工場に出稼ぎに22歳まで工場で働いた。
24歳になり念願であった小さな農園を買い愛するカテリーナと共にワイナリーをスタートさせました。
58歳になりようやく12ヘクタールにまで葡萄園が大きくなるとジーノは他界し、息子のルイに引き継がれた。
大変勤勉で優秀な頭脳と先見性を持つルイは妻のロシンに支えられ、
畑のオーバーホール、植え替えや、ワイナリーへの投資をくり返し、畑も次々買い増しされていった。
ボトルでの販売も開始し、熱狂的な人気を博していった。
そして現在、40の葡萄生産者と共に総面積なんと550ヘクタールもの畑を管理しワイン製造する、押しも押されぬビッグカンパニーに成長を遂げている。
家族を養うために13歳から22歳まで出稼ぎに来た土地で願い続けたワイナリーの夢は、
子供から孫、ひ孫へと代々固く強く受け継がれ、550ヘクタールものワイナリーにまで成長した。
その根本はジーノ・カルダレッリの強い思い、願い、DNAなんだと知らしめているようだ。
ISO取得、IFS取得、自然派認定のHVE3取得と無農薬栽培への転換等安全性や安心性、自然派へとジーノ・カルダレッリからの改革と挑戦は今も脈々と受け継がれている。
(インポーター様資料より)