醸造方法
元祖コルフォンド かもし有
SO2:2mg/l
樹齢30 – 40年 海抜250 – 300 m 南及び南東向き
収穫:9月下旬 -10月上旬
醸造:ステンレスタンク 1次発酵(5hl, 天然酵母)マセレーション 瓶内次発酵 ポンピングオーバー ノンフィルター SO2無添加
ワイン情報
熟した桃やアプリコットのような濃いイエロー 強いミネラルノート 複雑味 ほろ苦いフィニッシュ。
生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)
コスタディラ(現地の方言で「あの丘」の意)は、エルネスト・カッテルが営む小さな蔵元。
1950年代前半、急勾配斜面に位置する彼らの畑は、プロセッコ生産用のブドウの栽培に最も適した畑であることで知られていたが、地元農民は容易な労働とより良い収入を求めて同畑を手放した為、長期に渡り置き去りにされてしまう。
1980年代後半、その畑はドイツのヒッピー・コミュニティにより買い取られるものの、農作業は行われず、その後再び放置されることとなる。
畑の存在を知った当初から彼はその偉大なポテンシャルを感じとり、2006 年に畑を取得、その再生に取り掛かる。
長期間放置された為、鬱蒼としたかん木が茂っていたが、ヤギによる除木、その糞による堆肥散布という有機的手法が採られ、その後のブドウ栽培にも自然農法が採用されている。
現行ヴィンテージはIGTの白としてリリースされているが、そのスタイルはかつて存在した昔ながらのプロセッコそのものである。
コスタ・ディ・ラの造る伝統的プロセッコを模したワインは、国際市場で「パーティ・フィズ」と化した現代のプロセッコとは異なり、瓶内二次発酵方式により造られる。
この伝統的方式にて造られたプロセッコは「プロセッコ・コル・フォンド」と呼ばれ、二次発酵を担った酵母(残糖ゼロ)は瓶底に沈殿した状態で留まり、プロセッコに更なるアロマを加える。
現在、海抜280m、330m、450mの3つの畑からそれぞれワインが生産されており、2012年からは別区画でレフォスコとメルローを用いた赤の生産も開始している。
コスタ・ディ・ラの哲学は、単に自然回帰することではなく、人間の営みと自然の関係を維持しつつ、ワインが不可欠な伝統的食文化に留まることであり、彼等の言う「アルティコルトゥーラ」という言葉に集約される。
(インポーター様資料より)