Vino Bianco V for Vittorio / ヴイ・フォー・ヴィットリオ 2019
醸造方法
トレッビアーノは樹齢40年以上の古木。
開放木樽で8日間マセラシオン。
ステンレスタンクで10ヶ月間熟成、ノンフィルター、無清澄で瓶詰めされます。
SO2無添加。
ワイン情報
名前は息子のヴィットーリオと映画のタイトルをかけ合わせて名づけられました。
フレッシュなたっぷりの果実味と果皮のボリュームのバランスが絶妙なワイン。
華やかで圧倒的な果実感。
黄桃、レモン、蜜柑、蜂蜜、メープルのような完熟した果実の華やかな香り。
ドライハーブ、紅茶、スパイスなどの複雑さもあり、時間が経過するとさらにまとまりが良くなり濃密な香りが立ち上がります。
大量の果実味が詰まった充実した味わいがあり、ほのかなタンニンと酸味がバランスよく溶け込んでおり飲み応えがありますが、身体に負荷を感じない飲み心地を兼ね備えています。
生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)
鮮烈な個性を放つインパクト抜群な無添加ワイン
カンパーニャ州べネヴェント県のブドウ農家出身のエンニオ・ロマーノは、グラフィックデザインを仕事としていました。
ワインとは違うビジネスをしていましたが、ナチュラルなワインに出会い、そのおいしさに引き込まれていき、2011年に奥さんのメナと共に自身の故郷の畑でワイン造りを行う事になります。
べネヴェント県のトッレクーゾという標高430mにある小さな村に僅か2ヘクタールのブドウ畑とセラーを所有しています。
村の中のトッルンピーゾと呼ばれる場所に樹齢50年の樹が植えられた畑があり、石灰質を多く含む粘土質土壌で構成されています。
栽培品種はアリアニコ、ファランギーナ、フィアーノ、トレッビアーノがあり、それぞれ違った個性を持つワインを醸造しています。
彼らのワイン造りの考えは、地域とそのブドウ畑の特性を発見し、その特性をワインに最も反映させる方法を第一に優先させる事です。
畑での仕事は無農薬栽培で行われ、緑肥等を使用し、徐々にビオディナミに変換しています。
醸造工程では野生酵母による自然な発酵を行い、その年の恵みとブドウ自身のポテンシャルにのみ頼ると言います。
醸造中に一切のSo2の添加、フィルタリング、清澄作業、温度管理も行わずにまさにブドウのみでワインを造り上げています。
最初にボトル詰めされたヴィンテージは2012ですが、彼の現在のワインからはすでに「自然にやりきった」ワイン特有の推進力と清々しい雰囲気をはっきりと感じます。
カンリーベロのすごいところは、まだワイナリーができて間もなく、エノロゴの介入もない中で一切の迷いもなくこのようなワイン造りをしている事です。
毎年収穫や醸造中などに変化を感じており、これから年を追うごとにまだまだ良いワインが生まれるとエンニオは確信しているようです。
これからがとても楽しみですし、その伸びしろは図りしれません。
無名生産者とは思えない個性とインパクトのある味わいに必ず驚いて頂けると思います。
ラベルの犬は初めての収穫の時に亡くなった愛犬をモデルにされています。
大切にしていた犬を思う気持ちから大犬座と共にラベルを捧げたそうです。
(インポーター様資料より)
このワインを購入したい方はこちら