Vino Bianco Iastemma / イアステンマ 2019

自然派ワイン

醸造方法

標高430mの畑で栽培されたファランギーナ種を100%使用。
開放木樽で発酵、ステンレスタンクに移し替えて16日間マセラシオン。
その後果皮と分離させてステンレスタンク内で7ヶ月間熟成。
ノンフィルター、無清澄で、瓶詰めまでSo2無添加。

ワイン情報

非常に力強いパワフルファランギーナ。
カンリ―ベロのなかで一番の長期マセラシオンワイン。
ファランギーナのイメージを覆すようなワインとして造られており、名前のイアステンマとは神への冒涜を意味する”べステンミア”のこの地方での方言が由来。
非常に力強い味わい。

長期マセラシオンによるボリューム感の強い充実したアロマ。
蒸留酒のような深みと共に麦わらや煮詰めた黄桃のような強い果実香がグラスから溢れ出します。
​しっかりと抽出されたエキス溢れる果実味。
ドライなタンニンと酸味もしっかりとした骨格を持っています。
余韻には深くビターなコクを力強く感じます。生産者の情熱が宿った素晴らしいファランギーナです。

生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)

鮮烈な個性を放つインパクト抜群な無添加ワイン

カンパーニャ州べネヴェント県のブドウ農家出身のエンニオ・ロマーノは、グラフィックデザインを仕事としていました。
ワインとは違うビジネスをしていましたが、ナチュラルなワインに出会い、そのおいしさに引き込まれていき、2011年に奥さんのメナと共に自身の故郷の畑でワイン造りを行う事になります。

べネヴェント県のトッレクーゾという標高430mにある小さな村に僅か2ヘクタールのブドウ畑とセラーを所有しています。
村の中のトッルンピーゾと呼ばれる場所に樹齢50年の樹が植えられた畑があり、石灰質を多く含む粘土質土壌で構成されています。
栽培品種はアリアニコ、ファランギーナ、フィアーノ、トレッビアーノがあり、それぞれ違った個性を持つワインを醸造しています。
彼らのワイン造りの考えは、地域とそのブドウ畑の特性を発見し、その特性をワインに最も反映させる方法を第一に優先させる事です。
畑での仕事は無農薬栽培で行われ、緑肥等を使用し、徐々にビオディナミに変換しています。

​醸造工程では野生酵母による自然な発酵を行い、その年の恵みとブドウ自身のポテンシャルにのみ頼ると言います。
醸造中に一切のSo2の添加、フィルタリング、清澄作業、温度管理も行わずにまさにブドウのみでワインを造り上げています。
最初にボトル詰めされたヴィンテージは2012ですが、彼の現在のワインからはすでに「自然にやりきった」ワイン特有の推進力と清々しい雰囲気をはっきりと感じます。

カンリーベロのすごいところは、まだワイナリーができて間もなく、エノロゴの介入もない中で一切の迷いもなくこのようなワイン造りをしている事です。
毎年収穫や醸造中などに変化を感じており、これから年を追うごとにまだまだ良いワインが生まれるとエンニオは確信しているようです。
これからがとても楽しみですし、その伸びしろは図りしれません。
無名生産者とは思えない個性とインパクトのある味わいに必ず驚いて頂けると思います。

ラベルの犬は初めての収穫の時に亡くなった愛犬をモデルにされています。
大切にしていた犬を思う気持ちから大犬座と共にラベルを捧げたそうです。

(インポーター様資料より)

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